とうとう11月である。ちょっと……時間が経つの早すぎるな……。10月はできるだけ楽しいことをするよう心掛けていろいろ遊ぶ予定を入れたり、ティアキンに夢中になっていたおかげかすぐに過ぎて行ってしまった。ハロウィンらしいことも特にあまりできていない。懺悔である。
ティアキンをとうとうクリアしたぞ!
※以下ネタバレを含みます。
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すごくいいゲームだった。すごく……すごく良かった。そもそもゲームとして楽しい要素が多いというのはもちろん、ストーリーも感動できるゲームだった。わたしはだいぶゼルダシリーズに関してはにわかな方なのだが、それでも十分に楽しめたゲームだった。映像が美しく、演出も申し分ない。伏線回収にうつくしい対比、過去シリーズのオマージュ、どれもこれも盛りだくさんのゲームだった。このご時世で、運よくネタバレを踏むことなくプレイできてよかったなあと心底思う。
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ボスのガノンは正直めちゃくちゃ格好良くて痺れた。なんだこのビジュアルは……。刀を抜くシーンなんか「うわッ……」と声が出たくらいだ。好きすぎる。
ボス戦はジャストガードやジャスト回避必須と攻略サイトに書いてあって怯えたのだが、わたしはジャストガードがド下手くそだったため(ボス戦に備えてライネル戦でひたすら練習したのだが全くうまくならなかった)ライネルの5連射弓にバクダン花をつけて一生ガノンを遠くから射貫くという戦闘スタイルで挑んだ。なんというか、妖精3匹という保険に保険をかけまくった状態で瘴気回復ご飯を食べ続け、マスターソードで体力の持つ限り体当たりしては爆破でごり押しした感じだ。ガノンは刀やら槍を持って一対一(まあガノンも途中で分裂したりしたのだが)を望むような雰囲気でいたのに、この脳筋プレイっぷりといったら……! それでもちゃんと勝てるのだから、ティアキンの仕様は素晴らしい。正々堂々と戦わなくてもいい。自由なゲームだ。第2形態に入って滅茶苦茶不自然に体力バーがぐんと伸びていった時はかなり面白かった。こんなところに笑いどころを入れるな。
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空での戦いも勿論よかった。空から始まったゲームだからこそ、最終決戦は空でやるんだ……! 自我が無い状態で尚、リンクを助けるためにやってきてくれる白龍・ゼルダのシーンは泣けた。対面する絵がうつくしかった。黒龍のもとに上手く降りられなくて落ちてしまうとき、高度が足りないよ~ゼルダさん助けて~!! となったらひょいとこちらに向かってきてくれる顔がかわいかった。飼い主に懐いているダックスフンドみたいで。
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そうしてふたりで力を合わせて戦いを終え、ラウルとソニアの不思議な力で人間の姿に戻ったゼルダをリンクが必死に追って、ようやっとあの時つかめなかった手を今度こそ握って空中で抱きしめる、あのシーンの良さ……!!! ゼルダも永い間とんでもなく頑張ったんだよなと噛みしめながら迎えたエンディングは穏やかでいて、儚くもあった。正直メリバが大好きなので、ゼルダが龍の姿から戻らないならそれはそれで滅茶苦茶噛みしめることができたとは思うものの、ゆるぎないハッピーエンドを見せてくれた任天堂に大感謝だ。エピソードを回収していたおかげで無事に真エンディングも観ることができたし、大満足で終えることができたゲームだった。まぎれもなく神作であった。DLC待ってます!!!
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エンディング後、ゲームに戻るとなぜかボス戦手前に戻されていたので、「あれ? 今見たエンディングって全部まぼろしだったのか……?」となってしまったのだけれども、地図を見ると達成率が書いてあったので安心した。達成率は45%程度、ウンチをほぼフルシカトで進めたせいか50%にも満たない数値で、まだまだやれることがあるゲームだなと思う。のんびり達成率を上げていきたい所存だ。ひと先ず、何かとスルーしまくっていたミニチャレンジをやる。
心気症でメンタルが滅茶苦茶になったので耳鼻咽喉科に行く。こういう時、自分のことが心底嫌になる。
Xで見かけて思わず買った可愛いブレスレットが届いた。かわいい。
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フォロワーさんと東京蚤の市に行く。今年の夏前にも行った、年に二度手紙舎が主催して開催する国営昭和記念公園の蚤の市だ。わたしはもう5度目か6度目になる蚤の市なのだが、今迄に行ったことが無く興味があると言ってくださったのでフォロワーさんをお誘いした次第だった。
当日はすこし雨だった。(9月のイベントとディズニーも共にしたフォロワーさんなのだが、彼女と遊ぶときいつもすこしだけ雨が降る。)駅におりた時点でわかる、人のいなささ! 土曜日の東京蚤の市だというのにこの人の少なさは絶対に雨のおかげだな~と思いつつ、立川のおしゃれな街並みにあーだこーだと言いながら会場までの道をのんびりとゆく。
人波まばらな会場にはすんなりと入場でき、道が随分と空いている様に衝撃を受けつつもふたりでテントをあちこち回っていった。今回のわたしは初めてきちんと東京蚤の市の出展者情報をチェックし、欲しいものをメモしてきたのである程度目的と余裕をもって店を回ったのだが、……それにしても各テントの場所がいちいちわかりにくいったらなかった。地図と現在位置を照らし合わせて尚首を180度ひねりながら会場を回ったくらいだ。もっとでかでかとサークルスペースを書いておいてほし誌い。これは二次創作同人誌即売会常連オタクゆえの願いである。でも絶対そうした方がよくない? わかりやすいし……。
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これは何かといいものを見つけては買おうか迷うフォロワーさんのそばでかけ続けた言葉のまとめ。せっかく蚤の市に来ているのだからお迎えを迷うなんて勿体ない。お金は使うためにある。
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雨の蚤の市は雰囲気が良かった。ときおり傘を差したり、はたまた閉じたりしてはやわらかい雨粒を受けながらアンティーク品や掘り出し物を眺める。足元の土は柔らかくて、草はさくさくとしていて、テーブルに出されているお皿が濡れていてつやつやとしていたりする。植物はきらきらとして瑞々しい。
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本の物々交換は今回もまた持ってくるのを忘れてしまったので、次こそ……! と心に誓った。これでまた来年の蚤の市で忘れていたら目も当てられない。一体何回やるつもりなんだ。
お昼に買ったお弁当が美味しくてにこにこしたり、あれがかわいいこれがかわいいと言いながら、フォロワーさんとわたしは満足するまで会場を練り歩いた。お皿を買い、置物を買い、またお皿を買い、気になっていたコップを買う。フォロワーさんとわたしはお互いに紙袋を持つ腕が痛くなるほど買い物をして、想像以上に散財してしまったとわらった。会場を出るころにはもう夕方で、休憩がてらにと一旦カラオケに滑り込んだ。荷物整理のためカラオケのテーブルに購入したものを並べた時、その量の多さに驚く。間違いなく、今までで一番物を買った東京蚤の市だった。
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これはカラオケでわたしの巻いたソフトクリーム(左)とフォロワーさんのド下手くそソフトクリーム(右)。ここまで下手くそに巻けるのは或る意味才能だしこれを間近で見ていたわたしはかなりの衝撃を受けた。なぜ……そんなことに……?
カラオケで休んだ後はスーパーに行き、晩御飯の材料を探した。安かったので、頭とわたを抜いてもらい二人で4尾入りのさんまを買う。日が暮れると雨足は随分強くなっていたけれども、反してわたしの足取りは軽かった。腕の重みが愛おしいのだ。また遊びましょうねと言い合って別れ、その日の夜は全く自炊していないけれども買ったばかりのお皿を使ってご飯を食べた。
うっかりそのまま寝てしまったあと深夜に目が覚め、買ったさんまを冷凍保存してないことに気づき、二時半から三時まで寝ぼけまなこで包丁を握りさんまの処理をした。それからもう一度寝た。
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購入品たち。
8月に大学の友人らと作りに行ったお皿が届いた。二つともとってもいい感じに仕上げてもらっていて大満足だ。
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ということで、この届いたお皿を使った今週のご飯。
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職場であった件がひとまず落ち着いたので、がんばったご褒美として前々から欲しかったAcne Studiosのショルダーバッグを買った。かわいい!! 買ってよかった。わたしの持っている服や雰囲気にすごく合うタイプのバッグだ。大事に使い倒すつもりでいる。
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会社の先輩からイラストレーターさんの個展に行かないかと誘われ、蔵前に行く。個展に行くついでに、蔵前にあまり行ったことのない先輩に蔵前好きなわたしが周辺のいいお店を案内するという1日だ。
駅に到着してすぐ合流し、わたしはさっそく道具屋noboriを先輩に紹介した。先輩は随分このお店を気に入ってくれたみたいで、店内を見て回った後に小さなガラス製の容器を買い、ほくほくとしたようすだった。お気に入りのお店を気に入ってもらえるとこちらとしてもとても嬉しい。
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noboriのあとはフローベルグという小さな古書店で本を眺め、それから、先輩がずっと気になっていたけど行けなかったと話す喫茶半月でお茶をした。控えめな甘さのケーキをふたりで食みつつ、のんびりと談笑する。最近初音ミク版フィットボクシングをしている先輩が音ゲー感覚で運動出来て楽しいという話、でも折角switchを買った先輩がフィットボクシング以外何もしていないというのを聞いてついティアキンを勧めたり、あとはなんとなく仕事の話をしたりする。年上の人と話すのが好きなので、この時間はとても楽しかった。
夕方を迎えるころ、着せ恋に嵌っているらしい先輩の話を聞きつつ菓子屋シノノメでお土産の焼き菓子を買い、先輩の目的だった個展に向かう。個展の場所は喫茶半月から然程遠くなく、歩いて少しするとすぐに到着した。わたしは存じ上げない方だったのだが、sano yuichiさんという、ペンギンの絵を描かれる方の個展だ。個展には複数人来ており、みながみな、恋人とそうするみたいに絵と見つめ合っていた。
壁に掛けられたかわいらしいペンギンの絵を、じいと眺める。じいとしばらく眺めて、かわいいな……とうなづく。絵の中のペンギンは絵のはずなのにとてもふわふわとしていそうで、触り心地が安易に想像できる感じで、そのテイストの出し方が絶妙だな、と思う。絵はそれぞれちょっとしたストーリーが一枚に描かれているのだが、それがくすっとしたり胸がほかほかするものであったりして、見ているだけで癒された。先輩も食い入るように見ていて、原画を堪能した後はお土産を手に取って喜んでいた。何よりである。
そのあとは個展会場の裏にある「mt」というマスキングテープの専門店にゆき、様々な柄のマスキングテープをふたりで手に取りながらきゃっきゃと購入した。
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数十分ほど色鮮やかなマスキングテープを楽しみ、お店を去ってからは透明書店という本屋さんに行く。本好きな人と居ると、何回だって本屋に寄りたくなる。二人とも気になる本や歌集を手に取って悩んだ末に買っては、また積ん読が増ええちゃいましたね、なんて言いながら帰った。先輩はとても満足してくれたみたいで、わたしもほくほくとしていた。どのお店を紹介しても喜んでもらえるのでうれしい……。
電車に乗り込んだころにはもう18時を回っていたけれども、解散することなくそれからは先輩のサングラス選びに付き合ってJINSへも行った。眼科の検査でまぶしくなるから、その時にかけたいのだそうだ。いくつか種類のあるカラーグラスをかけてみてはああでもないこうでもない……と悩んで30分ほどで先輩の眼鏡選びは無事終わり、わたしは格好いいフレームレスの伊達メガネを見つけたのでそちらを購入した。
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晩御飯にドリアとアイスクリームを食べ、休憩してからはカラオケにも行った。先輩がポルノグラフィティのファンなので、新曲を聞かせてもらったりライブ映像を見せてもらったりした。人の好きな曲を聞くのは楽しい。人が好きになるに足る魅力がある曲なのだから、いい曲なのだと思う。最後には大声でデジモンのバタフライを唄い、やや枯れた声でまた遊びましょう、と駅で別れた。楽しい休日だった。
買い物に行くたび本屋に行って何かしらを買うので、机にどんどん読み切れていない本が溜まってゆく。読書の秋だし、と言っている内に全部読めるだろうか、と積み重なった背表紙を眺める。冬の足音がしている。読書録も映画録も追いつかないまま、文学フリマの原稿を進めている。