12月1週間目

a_waltz_at3pm
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公開:2025/12/8

新生活開始‼️ドン‼️(ONE PIECE大ゴマ)

12月に入ったけどバカ寒い日が体感的にまだあんまりなくて嬉しい。いいぞ〜ッ。もう春になれ。

今週のご飯。

お盆の上にご飯を乗せて写真撮る、そのことを前提に考えて新しいダイニングテーブルの色を選んだので、ご飯の写真が前より可愛くなってハッピー。(スティッチは母と下北沢に行った時迎えたもの。これからご飯の写真に何かと紛れさせる予定。)

さて、新しい会社でなんとか一週間、無事問題も起こさず(?)過ごしたわけだが、正直に言う。人がみんな本当〜にいい人。いい人ばっかりだ。何度、本当にありがとうございます、助けてくださってありがとうございますと頭を下げたかわからない。直属の上司もめちゃくちゃいい人でほろりとくるくらいだ。本当に昔から、わたしは割と人に恵まれている人生だと思う。クソッタレな人間に出会ったことももちろんあるけど、それにしてもわたしの人生にはいい人が多い。そりゃ転職して始めの一週間なのでいろんな人に気を遣ったり緊張して疲れまくったけど、仕事内容も含めてこの会社で働いていくの楽しみだな、と思えるような一週間だった。下半期、割と忙しさで死んでたけど転職して本当によかった。

そしてはじめの一週間を過ごしてわかった。理解した。なにを? それは通勤時間にやるべきことと、家に帰ってからやるルーティン、そして寝るまでの自由時間にやることについてだ。

というわけでわたしはこの一週間、仕事を終えて家に帰ってきてから寝るまでのルーティンを徹底的に作ってその通りに動いていた。とにかく、自由時間と睡眠時間を確保するために玄関の鍵を閉めたら爆速で動き続けるのだ。

家に帰るまでに晩御飯のメニューを決めて、それをどういう手順で作ったら一番効率がいいか考え、駅から大股早足で帰宅したら手を洗って服を片付け、すぐさまキッチンに向かう。素材を切って準備して、そして、蒸すなり煮込むなりして待つ時間が生まれたらその間にさっとシャワーを浴びる。お風呂から出たらお弁当の分も含めてご飯を盛り付けて就寝3時間前までには食事を完了させる。ご飯を食べたらすぐにお皿を洗う。そして、自由時間を過ごして6.5時間は寝る、……というふうにここ一週間は過ごした。この完璧なスケジューリングといったら! 帰ってきてからスマホをいじってX眺めてぼーっとする時間は、帰ってきてからご飯を食べる時までほぼないと言っていい。これがかなりよかった。

前の会社にいた時はほぼ定時で帰っていたし通勤時間もそこまでかからなかったし、自由時間が多いので家に帰ってからはのんびりダラダラ過ごすことが多かった。お風呂なんてなんなら朝風呂にすることもあったし。でも、今回の会社で働くようになってからそういうのはめっきり辞めることにした。時間が限られているから、自分の好きなことをする時間をちゃんと作るために風呂はとにかく帰ってきたらすぐ入る。ご飯もすぐ作って食べる。節約のためにお弁当もちゃんと詰める。お皿洗いも放置しない。お皿洗ったらYouTube見ながらスクワットを20回×3セットやる。とにかくしゃきしゃき、てきぱき動くことを心がける。そして、その生活に必須なタスクらをいかに無駄なく効率よく消化していけるか、どう動けば最効率で自分が動けるのか考えるのが、めちゃくちゃに楽しい。感覚的には、ゲームの攻略にとてもよく似ている。おかずはまずこれから作ろう、だから野菜は最初にこれを切って、わたしはこう動いて、そしたらここに時間ができるはずだからそこでお風呂に入って……

やることをちゃんとやると、心がすとんと整理される気がする。セルフケアができている、とも思う。

また、今から寝るまでは自由! と決めた時間で何をするかについて、帰るまでの時間で想像を膨らませるのも楽しい。今日はスト6しようとか、通販で買いたいスマホのケース調べようとか、ストレッチばっかりやってみようとか。というか、これは過ごし方の問題だろうけどだらだら過ごしていた前の時より今の方がずっと自由時間があるように思えてならない。計算してしまえば前の時のほうがよっぽど自由時間があったのだけれども、体感的には今の方が充実した時間を過ごせている。なんなら、自由時間が余って何しよう、になる時があるくらいだ。

通勤時間に何をするかあらかじめ決めておいたのもよかった。新しく働くことになった会社は、到着するまでのあいだに家から結構な時間がかかるのだがその間にすることは今のところ「読書」「日記を書く」「小説を書く」に絞っている。これらは家に帰ってわざわざ時間を作って行動するより外で作業する方が割と捗る項目であり、外でもできることで、尚且つ絶対に自分がやりたいこと・やらなくちゃいけないことでもある。なので、通勤時間の間ぼーっとしてることがなく、この3つのうちのどれかをやることでかなり無駄なく自分の好きなことに時間を割けている。むしろ、通勤時間が長くその時に好きなことをやれてるおかげで家で過ごす自由時間にまた別のやりたいことをやれている、というような感じなのだ。来年はここに「vlogの編集」も入れたい。

というわけで久々に、往復の通勤時間でダーッと打ち込んで小説を書いた。というか書けた。「ステーキ屋の短編小説家」である。一人称視点の、ちょっとダークで不思議な話だ。なかなかお気に入りなのでぜひ。

新居に越してからというものの、fire stickで動画や配信を見る、……よりも落ち着くBGMを延々と流すことの方が多くなった。BGMっつったって何を、という話だがとにかく3時間くらい、下記のように画面が可愛くて一定のリズムの音楽が流れるBGM動画を流している。それを聞きつつ、飲み物を飲んだり本を読んだりするのが楽しい。

同じようなタイトルで調べてみると、今までは全く知らなかったけれどこういう類の動画が山ほどあって驚く。だいたい、こういう動画は曲調が穏やかでおしゃれで、家で流すのに適していてBGMとして単純に優秀と言うのもあるけれど、とにかくサムネが可愛いのでテレビに映しているとなんだかテンションが上がるのだ。朝の作業中とか夜の自由時間とか、時間と用途によって曲を選んで流しては、のんびり過ごしている。

Xをぽけ~っと見ていたらマイクラのルームライトが流れてきてその可愛さに驚く。

か~わいすぎる。近々どっちか迎えたい。玄関とかに置いときたい。擬似ペットとして名前をつけて大事にする。

電子ライターを買い、無事にお香生活がスタートした。丁寧な生活の象徴(※勝手なイメージ)のようなお香……。ついにわたしも……。

お香、持ってはいたものの全く使ってこなかったのでこの度ちゃんと活用できることになってワクワクである。試しに電子ライターを近づけて火つけて見るとふんわり、やさしくてまろやかなにおいが部屋に立ち込めてなだらかな気持ちになった。めっちゃいいじゃん! になり、その香りを堪能する。ただ、毎日火をつけると結構な消費スピードになるので、お香dayを決めて適度に楽しみたい。

今週末は人が来る予定だったので、金曜日の夜は部屋じゅうを掃除した。玄関からリビング、キッチン、床、壁、目につくところや手の届くところを隅々まで掃除する。と言っても、まだ住み始めでそんなに汚れてもいない。どこを磨いても綺麗だ。だからか、掃除がとにかく楽しくてあちこちを拭いたり磨いたりなんかしてやけに捗った。別に客人に見られることもない場所であるお風呂掃除までしっかり終えて、大満足の気分でベッドに横たわる。家が綺麗だと嬉しい。気分が爽やかになる。ずっとこの綺麗さを維持していきたいものだ。本当に…………。

そういうわけで、わたしが今回引っ越したことで住む場所が近くなった、Xで仲良くなってからもう十年の付き合いになるフォロワーを家に招いて遊んだ。彼女はわたしが初めてだした同人誌の合同誌の相手であり、初めて参加したアンソロの主催でもある。初めて二次創作イベントにサークル参加した際も彼女が一緒だったし、Xで仲良くなった人の中で初めてリアルで会った友人でもある。なかなかに思い出深い相手だ。こんなに経っても仲良くいられていることを嬉しく思う。

昼に待ち合わせをして、適当にランチを食べながら近況を話す。新しい仕事はどう? とか、最近会ったこととか、家族のこととか。ネットで知り合った友人だからこそお互いに、お互いのプライベートなことを何もかも知っているわけではないけれど、適度に自分のことを知ってくれている、その距離感がちょうどいい。

ご飯を食べてからはわたしの家に向かった。こちらが新居で~す^^と玄関に迎えてすぐ、いい家だねー! と言ってもらえて嬉しい。同人誌出してる人間が住んでるとはまったく思えないオシャレな家だよ(?)、と言われ、テレテレ……としてしまう。(お土産に、美味しい美味しいクッキー缶までもらった。クッキーが大好きなのでめちゃくちゃ喜んだ。)また、これは偶然の話なのだが去年このフォロワーの家にもわたしは行かせてもらっていて、その時のわたしはフォロワー曰く新居に引っ越してきて初めての客人、とのことだったのだが、わたしにとってもこのフォロワーは初めての客人となった。母親はほら、親であって客人ではないし……。

家具を指さしながら、あれが可愛いこれが可愛いとフォロワーが言ってくれるのをへへッ……と鼻の下を擦りながら聞く。そんなふうに談笑しつつフォロワーとはドラム式洗濯機がいかにQOLを上げてくれるかという話と、冷凍庫の容量がでかい冷蔵庫の良さについてと、スト6とかのゲームの話をしていた。Switch2を起動させてからはフォロワーにスト6を触ってもらい、キャラの説明をしつつコンボトライアルをやってもらったりなんかした。フォロワー曰く、難しいけど画面が派手だから見てるだけでも楽しいねー! とのことで、本当にそうなんですよ……とオタクの頷きをしてしまった。でも、本当にそうなんですよ……スト6ってゲームは……。

スト6の後はマリカをやって、結局フォロワーとは18時くらいまで遊んだ。解散した後は自転車でひとっ走りして買い物を済ませたり、夜ご飯にラーメンを食べて帰った。すやすや寝た。

翌日は来週のご飯分の買い物をしに、空のリュックを背負ってスーパーを梯子した。安い野菜やお肉を買って、いったい来週はどんな献立にしようかと想像する。一人暮らしがゆえだろうけど、わたしはあんまり献立を考えるのが苦じゃない人間なので、こういう、スーパーを梯子して手に入れた食材を前にどうしようかな~と想像をめぐらせて自転車を走らせる時間が結構好きだ。家に帰ってきて買ったものを冷蔵庫に詰めたあと、いったんお昼にする。ミロ入りホットケーキ、クリームチーズと柿のホイル焼きを作った。

お昼を食べてからしばらくは久方ぶりにお絵描きをしたり本を読んだりしていた。積ん読していたBUTTERをようやく読み切り、ほっと息を吐きながら紅茶を飲む。夕方になってからは、この先1週間分のご飯の仕込みを始めた。前の家の時はわざわざしなかったけれど、これからは平日の自分が帰宅してからなるだけ楽に過ごせるようにしたいのだ。これで上手くいったら続けていきたい。これはある種の作戦である。

週の半ばに鶏じゃがを作りたいから各野菜の下拵えをしたり、チンしたらすぐ食べられるよう豚キムチを作って冷凍したり、とにかく食材を切っては茹で、焼き、を繰り返した。その日の晩御飯として作り始めたロールキャベツ含め、作ろうと思っていたものが全部完成するまではおおよそ2〜3時間かかったのだが、全てが終わってみれば存外それが全く苦じゃなく楽しかったな、という感想が残った。たぶん、わたしは小説に限らず自分の手元で何かを生み出したり作り出したりするのが好きで、それをストレスに感じない性分なのだろうな、と思う。料理は楽しい。BUTTERを読み終えたからよりそう思うのかもしれない。

ご飯を食べ、スクワットをし、風呂を済ませる。また新しい1週間が始まる。次の1週間も何事もなく過ごせますようにと思いながら眠る。

@a_waltz_at3pm
自我の置き場(1週間日記・本と映画感想記録)