書く時間が無さすぎて特急で日記を書いている。原稿・毎日SS・日記の三足の草鞋を履きながらひいひい言っているわけだが、どれもこれも自分がやると言って始めたことなのでちゃんとやり切りたい。振り返って、あの夏は修羅場だったけどなんだかんだ頑張ったな……と思いたいのだ。
通勤中の景色や聞こえてくる音があまりにも夏でにやつく毎日である。夏最高! 蝉が鳴いているだけで嬉しく、青々とした木を見るとそれだけで気分が上がる。というかにやつく。とてつもない暑さなのは確かでも、夏が大好きなのでとにかく毎日楽しい。寒くて痛くてさみしくて心細い冬とは大違いだ。嫌なのは自転車を漕いでいる時顔面にぶつかってくる虫がいるくらいである。あと夏バテで眠い。
3ヶ月ごとにある婦人科の定期検診に行った。前回内診をしたので今回はなし、ほとんど処方箋だけをもらう形で先生に会う。体に合わなかったりそもそも飲む時間を適当にしていたり飲み忘れが頻繁にあるので薬の副作用による不正出血がほぼ毎日あり、というか術後2年間毎日それが続いており、そのことを先生に伝えると服薬しているジエノゲストをやめるか毎回問われる。でも飲んでいない方が不安になるので……という理由で今回も断り処方箋をもらった。チョコレート嚢胞は2〜5年以内の再発率が30%(確率が高すぎる)と言われていることもあって、薬を飲んで予防をするに越したことはない。二度とあんな思いをしたくない、の一心である。
今のような夏の時期になるとわたしは少しだけへそを出す格好をしたり水着を着たりするのだが、その度、4×5×8センチもあったチョコレート嚢胞を摘出した際に生まれた腹腔鏡手術のあとがすこしだけ見える。茶色い線で、ケロイド体質なこともあって小さいけれども多分消えることなくお腹に一生残る痕だ。とはいえわたしはその傷を特に不快に思うこともなく、傷の有無も構わず好きに服を着ている。手術痕がなんだ、這いつくばって苦しんで過ごした戦いの期間の名残であるからだ。三つほどある傷を見るたび、頑張ったんだよな~と思う。入院している最中は入院部屋のあったフロアで、腰を痛そうにさすって歩いているおばあちゃんよりも小さい歩幅で歩き、ベッドから起き上がる度傷跡が痛すぎて呻いていたのを思い出すと、今、とことこなんでもなく歩けている体の有り難さを実感できるのだ。
8月3日〜4日に東京ビッグサイトで行われる「RAGE SUPER MATCH Powered by Rakuten Optimism」のDAY1、スト6のオフ大会に行けることになった。


当初、周りにスト6が好きそうだったり出演するストリーマーのことを見ていたりする友人各位や先輩に色々と声をかけてみたのだがみんな予定があったり出張が入っていたりしていてダメで、ソロ参戦も視野か……!? と絶望していたところ「スト6知らないし見たことないけど一緒に行くよ~」と言ってくれる友人があらわれ、その子と一緒に行くことになった。スト6のオフイベにずっと行きたかったので、本当に嬉しい!
新札の千円を手に入れて眺める。前のものとかなりデザインが違うので、おもちゃというか偽札をもらった気分だった。噂の、顔の角度が変わるシールを無限に楽しみながら、慣れ親しんだお札が見慣れないものになってゆくのだろう未来を想像する。何かしらの節目や移り変わりの瞬間に立ち会うというのはいつも落ち着かない、なんだか不思議な気分になる。
新卒の歓迎会で飲みに行った。みんな元気いっぱいでみんな一生懸命でいい子だ。新卒の子の中にはスプラトゥーンが趣味で結構やってます、好きなんです、と話す子がいたから、思わず え〜わたしもやってるよ!2300時間くらいだけど……! と言ったらめちゃくちゃドン引かれた。新卒の子はせいぜい300時間くらいで、完全に罠にかけられた気分だった。
にじさんじ甲子園のドラフト配信を見る。各地から1週間、とうとうこの季節が来た……! という感じだ。リアル(?)の甲子園も見つつ、バーチャル甲子園も見るのが楽しい。全監督頑張ってほしい。個人的には英雄高校とギラホス高校を追う予定だ。今年の栄冠ナインはいろいろとままならないようだけれど、無事育成が終わりますようにと祈っている。
↑この世にアップしてくれて本当に本当にありがとう魔界ノりりむさん の動画
月に一度何かしらの展覧会などにいく、ということでフォロワーさんと三越前で行われている行方不明展へ行った。
「行方不明に関する展覧会です。 本展で紹介した行方不明者を捜索する必要はありません。 この展示はフィクションです。」(公式HPより引用)

前から楽しみにしていた展示だ。ネット上でかなり話題になっていたこともあってか、人の多さがすごかった。ホラーの展示ってこんなに人が来るものなんだ……? と驚いたりもした。列が出来上がっていて、部屋は結構ぎゅうぎゅう詰めだった。


中を一通り見て回ってからの感想は、古の掲示板を見ていたインターネット人間には激刺さりするな……であった。わたしとフォロワーさんはふたりとも2ちゃんねるをよく見ていた人間だったので、異世界の行き方(エレベーターを順に押したり紙になんか書いたり駅の盛り塩を蹴ったりなど)ネタをよく知っており、それを再現した映像や展示を見るたびに おぉ〜! と沸いていた。というか、あの「かわいそ笑」を書いた梨さんなので当然と言えば当然なのだけれども、とにかく古の掲示板ネタが多くて面白かった。数十人でテレビを囲って、エレベーターを使った異世界への行き方を実行する映像をじっと眺める異様さ……! 元ネタを知らない人が首を傾げる中、うんうんと満足げにうなづく我々……。
梨さんが監修しているのだからジャンプスケアはない、それから多分見ている私たちを何かしらの工夫や方法で当事者に据えてくるはずだ……と思っていたら雰囲気的には矢張りそんな感じで、どの展示も見ていてゾクゾクとしたし楽むことができてよかった。一番アガったのはBackroomsのパロディ映像だ。

展示物の裏に貼り付けてあったQRコードを読み込んで現れたこのアンケートに「はい」と答える。建物から出て、自分の行方がとんとこの世界から消えたらどうなるだろうなと考えた。
行方不明展を見た後、フォロワーさんとご飯を食べたり本屋に行ったりした。フォロワーさんのおすすめにより、藤子・F・不二雄先生のSF短編集を2作品購入した。


既に読み終えてからの感想なのだけれども、2冊とも、すごくよかった。有名なノスタル爺はもちろん、何が良かったって、たぶんわたしは、藤子・F・不二雄先生と好きな作品の雰囲気が似ているのだ。こういう話を書きたいんだよな……のちょうどいい塩梅を凄まじい漫画力と技術で描いてくれることの心地よさ! ちょっとままならなかったり、仄暗かったり、人間のしめった暗い部分に注目した話であったり、結局何も変わらないけど日々は進んでいくしそんな中で生きていかなきゃいかないんだよな、と背中を叩いてうなづいてくれるような、そんな雰囲気の短編ばかりですっかり大好きになってしまった。なので、インプットも兼ねてこれからこのSF短編シリーズ(全部で10巻ある)をちまちま集めていく予定である。
そろそろ8月の背中が見えてくる。毎日SSも終盤。気張って続けていく。原稿も!