画像:僕のヒーローアカデミア公式Xアカウントより
8月5日の週刊少年ジャンプにて僕のヒーローアカデミアの最終回が掲載された。大作の幕引きにリアルタイムで立ち会えたことをうれしく思うと同時に、果てしなくさみしく思えてならない。なんだかんだ、これまでの間ずっとずっと追っていた漫画だった。アニメは何回も見たし、映画は映画館に観に行って、原画展にも足を運んだ。いくつもの原画からあふれる力がすごくて、重なる線の様に、消し痕に、ホワイトの散る紙面にただただ感動した。米津玄師のライブで生のピースサインを聞き、青く光るステージを眺めながらピースサインを掲げたこともある。本当に、大好きな漫画だ。
最終章に入る手前のあたりからジャンプを毎週読むようになり、展開される話の内容によっては月曜日の朝から目を腫らしたり体調を崩して寝込むこともあったくらいだった。「爆豪勝己:ライジング」の回なんか、本誌で読んだときは寝られなくてほとんど徹夜で会社に行った。第324話「未成年の主張」を本誌で読んだときはお茶子の台詞にわんわん泣いた。今ですら、あのくだりをおもいだすだけでまなじりが濡れる。それくらい生活に影響を与えてくれた作品だったし、こんなわたしの人生にキャラクターたちの足跡がいくつも連なる作品でもあった。
最終回が近づくにつれてテレビやインターネットで堀越先生のインタビューなんかも目にすることも多くなり、動画や記事で先生の気持ちや心境を知れば知るほど、本当に素晴らしく、この時代を駆け抜けてゆくにあたって誰かの支えになり、誰かの道のその先を照らしてくれるしるべにもなるようなすさまじい漫画であったことを思い知らされた。この作品と人生を歩けて良かった、と思える作品に出会えることのうれしさ……! もちろん最終回もとても良くて、「ああ、この作品のことをわたしはこれからもずっと大好きなのだろう」とどこか安心した気持ちで最後のページを読み終えることができた。どうか「僕のヒーローアカデミア」に生きる彼彼女らの歩む未来が、明るく平和なものでありますように。そう祈っている。堀越先生、本当にお疲れさまでした。すてきなヒーローアカデミアをありがとうございました!
わたしは普段よくバキバキ童貞ことバキ童チャンネルをYouTubeで見ている人間なのだけれども、チャンネル視聴者として夏に絶対にやっておきたい……と思っていたことがあった。それが、「松屋のうまトマを食べること」である。うまトマとは、松屋から夏の期間限定中に発売されるメニューの名前だ。
あの土岡があそこまで言うのだからおいしいに違いない……! と信じて疑わなかった。ということで満を持して夏を迎えたこともあり、仕事終わりにUberでうまトマを、しかもチーズの掛かったものを注文した。あの土岡を感動させたうまトマ、その味は如何ほどか……? とどこか挑みかかるような感じで食べた。
果たしてその味は、あの土岡が感動するにふさわしくとてもおいしかった。チェーン店のおかずって今こんなにおいしいんだ!? と驚いたくらいだ。トマトソースの味付けは当然最高ながら、なんといってもソースに入っているにんにくの量がちょうどいい! いまいち足りないわけでもなく、かといって多すぎて気になったり辛さを感じたりするようなものでもない。おまけに半熟卵さんが添えられており、それを崩して食べるとまたトマトクリームがまろやかになってご飯が進む。ハンバーグは言わずもがなおいしい。こりゃ、土岡も感情を取り戻すわけである……と納得させられた。夏にしか会えないなんて惜しすぎる。今年の夏の内にあともう一回食べたい。というか、食べるつもりだ。
健康診断があった。前日に辛い物を食べたせいで盛大にお腹を壊しトイレに逃げ込んだりしていたけれども身長体重や血圧は特に何も変わらず、あとは血液検査などの結果待ちである。とはいえ健康診断が仮にオールAであろうと体が健康だとは限らないことをわたしは十全に知っているので、健康診断とは別に今年の夏に胃・大腸カメラを受けることにした。胃は昨年の1月、大腸は2年前の7月に受けて以来なのだが、なんといっても下剤を飲むのが死ぬほど大変なので自分で予約しておきながら検査が億劫になる。前はサルプレップという、本当に言葉を選ばずに言うと【ありえないくらいクソほどまずい下剤】を2リットル飲まされ、そのまずさのせいで下どころか上からも吐く、という最悪な状態になったので、念のため今回内視鏡をしてくださる病院の先生に以前そうなった旨を伝えたところ、先生曰く一番飲みやすい下剤をもらえることになったのでひと先ずよかった。いや、まあ、サルプレップ同様に不味いかそうでなく飲みやすいかなんて実際飲まなきゃわからないんだけれども……。(ところでわたしがあまりに下剤のまずさにトラウマを植え付けられていたため、各下剤の試飲(?)ができないか震えた声で訊ねると、それはさすがに無理だね……と先生や看護師さんに苦笑された 当たり前である)20代にして二度目の内視鏡検査、なんとか無事に終わることを願うばかりだ。
ネットフリックスで「自由研究には向かない殺人」を見た。全6話。ピップ役のエマ・マイヤーズは話題となった「ウェンズデー」ででイーニッド・シンクレアを演じた俳優である。小柄で、ポップないろあいの服がよく似合い、表情がくるくると変化してずっとかわいい。主人公が魅力的な俳優だとそれだけで夢中になって見れるからたのしい。
写真: BBC Picturesから
ドラマ版「自由研究には向かない殺人」は、とにかくいちいち街の風景がオシャレで目を惹く。実写化ってこういうことだよな……と思わされる手腕、その雰囲気は原作の表紙にたがわぬ世界観でまとめられていて、好感が持てた。ミステリものらしく登場人物が結構な数出てくるし関係性も割と複雑なので、6話間で整理して憶えてみるのはややむずかしいと感じたドラマではあるけれども、どんでん返しが終盤に5個ほど連続でつめこまれているので(頭がこんがらがるが)面白い。次回作も出してくれたらうれしい。
「「カチカチ山」とかいう和製サウスパーク、いつからヌルくなったのか」
余計なことは何も言うまい。委員長の動画は全部おもしろいのだが、そんな数ある動画の中でも上位に食い込む面白さだった。まだ視聴していない人、Vtuberだからと視聴を避けている人、この動画だけでも見てほしい。大傑作である。
スト6のサウジアラビア世界大会「Esports World Cup 2024」を見る。「立ち川事件」などいろいろあり爆笑しつつも、熱い戦いが繰り広げられており見ごたえがあって楽しかった。TOP8中6人が日本人という驚異の比率の中優勝を手にしたシャオハイ、本当におめでとうございます!
シャオハイのインタビューやエピソードについてプロゲーマーのジュリ使い・マゴさんが解説してくれている動画を見て、よりいっそう彼の優勝のすごさを噛み締めた。歴史が長い格闘ゲームだからこそのインタビューだったと思う。日本人が大活躍したこともあり、これから始まるSFLがより楽しみになる大会だった。スト6はやっぱり楽しい。追っていて楽しいコンテンツだ。
地震のニュースに震える。怖いことも悲しいことも危ないことも起きないでほしい。とはいえ怖がるばかりではいけないので、以前に買った防災バッグをクローゼットから引っ張り出しておいた。何もないのが一番だけれども、やっぱり備えあれば、である。
盆休みに入ったので年始ぶりに実家に帰省した。髪型をがらりと変えたことで、駅に迎えに来てくれた父親や家で迎えてくれた母親から「頭どうしたんや……」などと言われる。
実家は相変わらずわたしの部屋よりもずっと綺麗でお洒落にまとまっていて、母親のセンスにもはや悔しさも覚えなかった。また増えたかわいいお皿に感心しつつ荷物を片して早めに就寝した。
翌日、高校のころからの友人と会うため大阪へ向かったのだけれども、そのとき乗車した近鉄電車がやけにかわいくなっていて驚いた。あの近鉄にこんな遊び心があったとは……。
わたし以外の乗客はもう慣れているようすで普通に座っていたのだが、わたしは見慣れない車内にひとりで写真を撮りまくっていた。鹿だらけなのはもちろん、花の描かれたあざやかな黄緑色の床や鹿のつり革がなんといってもかわいかった。窓から陽射しが射しこむとより、車内がよりやわらかくあたたかに見え、それがきれいなのだ。
大阪に到着してからは、文字書きの友人とスパニョラというお店に行きモンブラントーストを食べた。これは駅前第3ビルの地下にある喫茶店のメニューなのだが、数年前に訪れて以来足を運べていなかったのでわたしの希望で選んだお店だった。
駅前第3ビルのあたりというと、就活時代に何度も足を運んだエリアである。会社の説明会やインターンがこの付近で行われることが多かったためだ。桜橋口の独特の臭さに顔を顰めながらパンプスでよく歩いた。就活時代のわたしのスマホは最悪のタイミングでSIMが死んでぶっ壊れていたため、説明会に向かう際にはよく大阪や大阪駅のフリーWi-Fiにつないでマップを開き、会場に向かっていた。今考えるととんでもないことだ。
落ち着いた雰囲気の喫茶店でいろんな話に花を咲かせながらトーストを食べ、店を出てからは大阪市立科学館に向かった。2024年の目標に掲げていた「プラネタリウムを見る」ためである。
7月にリニューアルされたばかりということで、科学館はそれなりに混んでいた。体験コーナーできゃっきゃとはしゃぐ子供を見ながら、友人とぶらぶら展示を見て回り、プラネタリウムまでの時間をつぶした。
さて、そうして迎えた本命のプラネタリウムだけれども、友人は序盤で寝落ちてわたしも半分寝ぼけていた。このアホどもが……!!
とはいえわたしが微睡みかけていたのは中盤の一部のみでそれ以外は、わ~しっかりしたプラネタリウムはすごいなあと思いながら人工の星を眺めていたのだけれども、友人は完全に寝落ちていたので笑ってしまった。まあ暗いし……静かだし……涼しくて気持ちがいいし……仕方ないよな……。プラネタリウムが終わったあと友人を起こし、大阪駅で買い物してから天王寺に晩ご飯を食べに行った。
向かったのは6年4組という小学校風の居酒屋さんである。友人曰く東京にもお店があるらしいのだけれども、せっかくの機会ということで向かった。ここでは給食に出てきたアルファベットスープ、駄菓子の食べ放題などが味わえる。懐かしいメニューや学校の椅子に座って楽しみながら、お互いの創作活動についてや最近書けたものの中で一番好きな文章など見せ合った。趣味が同じ人間は悩みが似ているので相談しやすくて助かる。
店員さんになぞなぞのテストを配られ、100点満点中40点という赤点を叩きだしてから店を出た。また会おうねと言い合って分かれるとき、この先連絡を取り合おうとしなかったらお互いこれが最後に見る顔になっちゃうんだよな、とか考えてしまう。
今週のご飯。
秋、まだまだ来ないでいいからね 全然夏でいいからね