2024年6月1週間目

a_waltz_at3pm
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公開:2024/6/3

なんとなく、ずっと落ち込んだ気分が続く週だったように思う。雨が多かったからだろうか、すこし休もうと決めてから小説を書こうにもネタが思いつかないでキーボードを想うように叩けずいたからか、なんにもできなかったな、と思う。5月のイベントが終わるまでほとんどずっと毎日何かしらの小説を書き続けていた2024年だったので、小説を書かないとこんなに空虚な毎日になるんだよな、とよく知ったはずの虚しさを憶えつつ、気圧や中途覚醒による疲労だったりが常に背におぶさっている1週間だった。

サカモトデイズのアニメ化が決まった。念願の……! どこまで放送してくれるのかわからないし何クールやってくれるのか定かでないけれどもすごく楽しみにしている。少なくとも神々廻さんとか大佛ちゃんとか夏樹は出てくれるはずだ。2025年1月から放送されるとのことで、それまでは生きなきゃなあとぼんやり思う。なにぶんさいきん、頭の中で常々「生きることの方が面倒くさい」とつぶやいてしまうのだが、サカモトデイズのアニメくらいは見ておきたいな、の気持ちだ。個人的に南雲の声はボイスコミック版の汐谷さんがものすごく理想的だったので絶対に汐谷さんがいい。なにとぞ……なにとぞどうか……お願いします。あとやっぱりサカモトデイズは戦闘シーンの構図がめちゃくちゃかっこよくて気持ちよくハマる感じというか見ていて爽快な感じが本当にいい漫画なのでそちらもなにとぞ……。などと手をすり合わせて祈ったりなんかしている。とにかく、大好きな漫画なのでいいアニメにしてもらいたいな、とそればかりだ。OPとかEDとかもとても楽しみ。

フォロワーと通話しながら、「イシナガキクエを探しています」を見届けた。観終えてからXで検索をかけ、出てきた考察を読んでみたりして、あ~なるほど……とうなづく。なにも、ネットに流れている考察がいくらそれっぽくたって制作側の人間が発したものではないので正解というわけではないしそれは考察に過ぎないのだろうけれども、それはそれとして、妙にものさみしい気持ちになるモキュメンタリーだったな、と思う。リアルタイムで追うことができてまあまあ面白かった。またこういった形のモキュメンタリーがあったら是非見たい。

低気圧でしばらくぐちゃぐちゃになる日が続いた。頭も痛いし目眩もするし気だるいし眠いしで小説を書かない代わりにいろいろとインプットすると決めたにも関わらず仕事中も仕事終わりもぐったりしていた。こんなじゃだめだ、わかってはいるんですが……。

スラムダンクの映画の配信がネットフリックスで6月10日から始まる。まさかサブスク配信されることになろうとは……! その上、夏には映画館での再上映まで決まったとのことなので嬉しい。宮城リョータの表情を逐一止めて眺めたかったんだよな~と思いつつ、10日がやってくるのを楽しみにしている。ついでに、かなり前に注文していた宮城リョータと三井のミニフィギュアがやっと届いた。かわいい。

有給を取って東京蚤の市に行った。この蚤の市、いつもは友人やフォロワーと一緒に行っていたのだが、割といつもみんなを連れまわしてわたしばかり買い物してしまうので今回は一人で行くことにしたのだ。

立川駅より西立川駅の方が国営昭和記念公園まで近いんじゃんと思って西立川駅で降車したものの蚤の市の会場とは入口が別なうえ西立川駅から会場までは歩いて20分くらいかかると駅前に立っていた警備員さんに言われ、ただ電車を待つよりはまあいい機会かと思い会場までてくてく20分かけて歩いた。歩いているあいだ、雨で湿った木々の下をくぐりながら星導ショウの「きらり」を聴いていた。(めちゃくちゃにいのだ、これが)

さて、わたしはこの蚤の市に今までも4、5回は足を運んだことがあるのだが、今回以外の蚤の市は休日の昼あたりに足を運んではすさまじい人波にもまれてお皿だったり雑貨だったりを遠目に眺めて気に入ったものをすこし迎えるばかりだった。しかし今回は、初めての平日参加である。いつもよりはゆっくり見られるかな、と思いながら会場に入場した。

結果から言うと、今回の東京蚤の市はすごくよかった。

雨が降ると言われていた(運よく実際には降らなかった)天気の影響もあるのだろう、会場はある程度にぎわっていたけれどもあまり混んでいなくてそれがすごく快適だった。食べ物が買えたり会場を3周も歩いてじっくり店のものを眺めたりするなんて、今までの蚤の市の混み具合を知っていたら考えられないことだ。いつもは会場を1周半回れる程度、何か飲み物を1杯、お菓子を少し買えたらいい方なのに……。

こんなにもちゃんと見て回れた東京蚤の市は初めてで、思う存分堪能した。人ごみに気おされていつもはちゃんと見ることのできなかったお店で存分に悩んでリングを買い、お皿を買い、お弁当を買い、ベーグルを買い、人生で初めて似顔絵を書いてもらい……などをした。さんざ見回ったこともあって歩き疲れたけれども楽しかった。夏の訪れを感じさせる向日葵のブーケに、シャボン玉の大道芸にはしゃぐ子どもたち、普段あまり聴くことのないアコーディオンの音色、ほがらかな歌や演奏が響く蚤の市は非日常感があっていつまでも居たくなる。夕方を感じつつ会場を後にして、また秋のやつも来よう、可能であれば有給を取って平日に……と思いながら電車に乗った。

スプラトゥーンのSizzle Seasonが始まった。おそらく最後の大型アップデートになる今回、竹の亜種が実装されたので更新された当日は目いっぱい遊んだ。

さて、さっそく使ってみた個人的な竹乙の評価だが、まあ、甲よりもめっちゃ塗れるな……という感じだ。とはいえキル性能は低い。正直デコチラでキルは狙えないし、タンサンの爆風からフルチャで一確取れるのも頻度としてはそう多くないしリッターには相変わらず手が出ない。甲よりキル性能は劣るし、塗りが強くなったからと言ってペンより塗り力があるわけでもない。もどかしい武器だ。でもこんなにも待ったから使う、だって楽しいしこの武器が好きだから……!! ちゃんと熟練度5にしたいから……!

新しく追加されたステージのリュウグウターミナルの感想は「移動床が邪魔すぎる」の一言に尽きるのだが、あまりにもステージの風景が京都駅すぎてそれが面白くて楽しい。大学時代によく通った景色の中で戦えるのは新鮮だ。あそこにあるミスドってこのステージから見えるのかなあとか、あそこらへんが伊勢丹だよなあとか思いながら一確を取りたそうににじり寄ってくるデンタルワイパーを竹でシバいている。

新武器はまだあまり触れていない。というかデンタルワイパーはほぼ触っていない。フルイドVは結構楽しい。もともと弓をそれなりに触っていたもののあまりに塗れないこととルール関与が難しすぎるのとで使用を諦めていたのだが、フルイドは塗りが強くキルもそれなりに取れるので存外使っていて楽しい武器なのだ。ポイセンにホップソナーと、索敵ガン振りのサブスペもシンプルでいい。ほんの手前まで詰められても立ち回りとエイム次第で太刀打ちできるのもいい武器であると思える良さだ。エクスは目の前で直撃を当てても90しかダメージが出ないがゆえにキルされるのに……。この日は布団をコインランドリーに突っ込みネイルを替えてからフォロワーとプラベをしてアプデを楽しんだ。

翌日、後輩とご飯を共にしてから会社の先輩が所属しているブラスバンドの演奏会を聴きに行った。

演奏会に行ったのは3月にあったアンダーテールのオーケストラ以来だったのだが、ブラスバンド系の演奏を聴きに行ったのは名古屋で行われた2022年の全日本吹奏楽コンクール以来だった。コンサートホールで演奏を聴きつつ、やっぱり何かをみんなで一緒に演奏するというのは本当にいいなあとしみじみ思わされた。誇らしげに楽器を抱えるひとたちの立ち姿がまぶしくて、吹奏楽部に属していたころ、演奏中に感じていた自分の高揚を思い出す。ソロを任されて前に出た時、すっと見上げて視界の一面にひろがる観客の景色を思い出す。得意なメロディを吹いているときに体を動かしてリズムに乗るかんじ、あれほど楽しかったことは高校時代に無かった。……こうして演奏会に足を運ぶ都度、家にはクラリネットがあるのに環境が整わないことを理由に吹いていないのが勿体なく思えてならなかった。楽器をやりたいな、と想いを馳せる。

家に帰ってからは、ベルト・アッペルモントの交響詩「エグモント」をひたすらに聴いていた。アッペルモントはわたしが吹奏楽作曲家の中で一番好きな作曲家だ。木管のメロディの使い方と中音域の楽器に吠えさせる特徴的なメロディが好みに刺さる。アッペルモントといえば矢張り「ノアの方舟」「ブリュッセルレクイエム」だけれども、わたしは先ほど挙げたエグモントと交響曲第1番「ギルガメシュ」、トロンボーンのための「カラーズ」が好きだ。何といっても旋律が好きすぎる。現役時代に一曲だけでも吹きたかったな~という気持ちと、演奏されているのを聴きに行きたいな~という気持ちがあって、なんとなく、これを感じたまましんでくのはやだな~にもなった。死ぬまでにアッペルモントの曲を吹く。またひとつ目標ができた中で、雨の多くなる季節を迎える。

(今週のご飯)

アボカド納豆ネギトロ丼。好きな食べものしか入っていないいつものどんぶり。

アボカドの上に卵黄の乗ったカレー。カフェで食べたもの。

蚤の市で買った台湾弁当。山椒ソースが美味しかった。

蚤の市で買ったベーグル。霧吹きで湿らせてからレンジでチン、そのあとトースターで温めると手間はかかるがとてもおいしい。もちもち。

蚤の市で買ったお皿に消費期限が1日ずれた豚肉で冷しゃぶを作った。お腹は壊さなかった。

@a_waltz_at3pm
自我の置き場(1週間日記・本と映画感想記録)