ゼルダのティアキンを黙々とやる日々である。見つけられていなかった祠をクリアし、がんばりゲージやハートの数を増やしてマップを歩き回りながら白銀ライネルを狩る。地下に行ってバクダン花を無限に回収し、ファントムガノンを倒しては祓魔の根を開放する。矢はいくらあったっていい……と回収していたらいつのまにか600本ほどになっていた。1をやるために10、50と必要な作業が出てくるゲームなのだが、存外、それが面倒くさくなくて楽しいのがティアキンの魅力だとつくづく思う。素材を集めるだけでこんなに楽しいゲームもない。いちいち、道端を歩いているモブにすら話しかけてしまうゲームはティアキンくらいだ。
今週のご飯。日記だけでなくブルスカやインスタ、Xでもご飯をアップするようになったことで、なんというか、以前よりずっと見栄えに気を遣った(?)メニューになっている。ような気がする。
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aespaのカムバックがあった。
正直、今までの曲の中で一番好きだ。スーパージゼルタイム、堪らんうつくしさで何度見たって飽きない。
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SFLでCRがCAG相手に40点をもぎ取る。大将枠にいた推しも無事勝利してうきうきである。やっぱり前負けていたのはわたしがアクスタを持って応援していたせいなのでは……?
BLEACHとメゾンマルジェラのコラボが発表されて死ぬほど驚く。大好き×大好きがこんなピンポイントでコラボすることって……!? あるんだ……!?
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しかもキービジュはBLEACHファンをざわめかせたあの初代護廷十三隊六番隊隊長の齋藤不老不死さんである。発表後、コラボ内容が載っているという雑誌を速攻電子版で買って中身を確認した。さんざ性別が議論されていた齋藤不老不死さんが女性であるのが確認でき、ほくほくとした気分で眠った。絶対行くぞ、銀座と渋谷の展示。
婦人科の定期健診と乳がん検診に行った。どちらとも前々から気になる症状があったので不安な中での受診だったのだが、無事どちらも異常がなかったので安心する。婦人科検診はまた3か月後だ。乳がん検診は昨年の2月に受けて以来だったのでやや遅れてしまったのだが、今後も毎年受けていくつもりでいる。一度手術した身だからこそ、定期的な検診に行くというのが如何に大事か身をもって知っている。若いうちから癖づけることが大事なのだ。
代官山蔦屋書店でミステリーカーニバルが行われた。なんだかんだ、上京してからほとんど毎年行っているイベントになるのだけれども、今年も斜線堂先生のサイン会があるということではりきって向かった。……のだが、先生が人気すぎてわたしがようやっと到着したころにはサイン会用整理券の配布が終了してしまっており、係の人伝いに斜線堂先生宛の差し入れを手渡すだけになってしまった。昨晩ティアキンをやりこんで夜更かししたからって昼まで寝ずに、早起きして行くんだった……!
二度とこんな失態は侵すまい……と決心しつつ、それからはぶらぶらと蔦屋書店内を目的鳴く巡った。代官山の蔦屋書店はとにかく大きくていろんなジャンルの本が取り扱われているし、本以外にもいろんなものが売っているので時間つぶしには退屈しないのだ。一通りぐるりと見て回った後は店内に併設されているスタバでほうじ茶ラテを頼み、ちびちびとそれを飲みながら溜めていた日記を延々と、具体的には2時間ほどかけて書いていた。途中、隣の席に座ってきた人がバぬ(斜線堂先生のアイコンであるバーチャルコーギー。そのぬいぐるみの略称。)を持っていて、サイン会に勝った斜線堂先生オタクだ……と眺めたりもした。
日記を書き終えた後は代官山の駅前にある古着屋・セカストに行き、いいスニーカーがないかと探したりもした。然し目ぼしいものを見つけられず、渋谷のセカストにまではしごしたがやはり好みのスニーカーは見つけられなかったのでそのまま帰宅した。その日の夜、インスタとWEARで探しまくり、結局オニツカタイガーのメキシコ66が見た目も値段も理想的だったので、そちらを買うことにした。
武蔵美の鷹の台キャンパスで行われる芸祭に元々会社の同期だった友人と行く。インスタで流れてきた美大生のVlogリールを見て興味を持ったのがきっかけだった。美大の芸祭! なぜこうも心が躍るのだろうか。否、理由ははっきりとしている。わたしは物を創る人間のことが好きで、製作されたものをたくさん見ることが好きで、フリーマーケットが好きなのだ。好き×好き×好きが詰まっているイベントなので、これが楽しくないわけがない、といった感じである。
当日は少し雨だった。友人とは昼頃に鷹の台駅前で待ち合わせをして、芸祭に行く前にお互いの近況報告も兼ねてカレーを食べた。
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食べ終えてから店を出て芸祭に向かうしめった道を歩いていたら、後ろからさっき食べたカレー屋さんの店員さんが全速力でやってきて驚く。店員さんの手には黒い布、なんと友人がすっかり忘れていた上着を届けに来てくれたそうだった。お互いに忘れていたことを謝り、礼を言いつつ道端に落ちているどんぐりを蹴って先を進む。道ゆく人の大半が芸祭に向かっているような感じだったので、その人たちの背を追えば駅から徒歩20分ほどの距離にある武蔵美鷹の台キャンパスには迷うことなくたどり着くことができた。
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芸祭の入り口、門のあたりは盛大に装飾がなされていた。その入り口だけで、以前行った東京藝大の藝祭とはまた、雰囲気が全然違うなあ、と思わされた。いい意味で、こちらの方が「学祭」っぽいというか……。高校のころの文化祭を思い出すわいわいとした雰囲気に満ちている感じがした。
中に入ると、うまい具合に折りたたまれてコンパクトになった構内地図を生徒さんから渡された。開けばみるみる大きくなって、手のひら大だったものが両腕で広げても足りない大きさになる。地図には、展示やフリーマーケットがどこに在り、どの建物でイベントがやっているのか、一目でわかるように記載されていた。この地図のデザインだって、何から何まで手作りだというのだから本当にすごい。わたしと友達はまず、お目当てだったフリーマーケットをゆるりと回ることにした。個性あふれるテントが立ち並ぶ通りには手作りのアクセサリーやポストカード、ぬいぐるみにお皿、3Dプリンタで出力されたフィギュアや原画が売られており、すごいね~絵がうまいね~(※当たり前)と言いながら、手に取ったり気に入ったものを迎えたりする。こういう芸祭で迎える作品はみんなすごく素敵でおしゃれでかわいらしい点も良いところなのだが、何より、【現役の学生さんが一生懸命作った作品である】というのが魅力の大半を占めている気がする。誰かの技術が惜しみなく注がれたそれは、すごく、ういういしいかんじがするのだ。だから、眺めているだけでも楽しいし、いいな、と思えるものに出会えた時は運命だな、と思わされる。
フリーマーケットを見るだけで、時間はどんどん過ぎていった。気づけばおやつごろになっており、出店でハニーバター味のポップコーンを買う。ポップコーンをつまんだ後は、建物内に入って展示を眺めた。美大は建物もかわいいのかと思いつつ、階段を上る。
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展示は、全部見て回れたわけじゃない。でも、素敵な作品をいくつも観ることができて満足だった。
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夕方ごろに大学を出て、帰りは駅前のお菓子屋さんでシナモンロールを齧ってミルクを飲んだ。友人とは駅でまた会おうねと言い合って別れ、それから電車で転寝をし、1万歩以上歩いた足を家で休める。こうして出かけるたび、家にいろいろと物が増えていくのを幸せだなと思う。
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フリーマーケットでの購入品たち。
いつの間にかハロウィンも過ぎ去って、すっかりクリスマスのグッズばかりが目に付くようになってきた。わたしがいろいろなことで振り回されてぐったりと停滞している間に、一年は終わろうとしている。それがなんだかもどかしい。もっとちゃんと、生きていきたい。生きていきたいってどういうことかというと、小説が書きたいのだ。やっぱり。