10月3週間目

a_waltz_at3pm
·
公開:2024/10/26

9月を超え10月を迎えた途端一年の終わりが今までよりずっと速いスピードでやってきているように思えてならないし、肌があの猛暑を憶えているというのに容赦なく灰色の空へ変化してゆく世界がいまだに信じられない。10月ももう終盤に差し掛かっているとは……。イベント参加からもう1ヶ月が経とうとしているとは……というような気分で毎日過ごしている。夏があんなに鮮烈でまばゆいせいで、そのあとの季節や日々が全部、すっかり味気なく淡々と過ぎ去っていってしまうのがつまらないなと思う。これは夏が大好きで冬が大嫌いな人間の所感だ。何せ今のところ冬は、アウターを新調するくらいしか具体的な楽しみがない。

お気に入りのお皿を割ってしまったので、割ったお皿を買ったお店にまた新しくお皿を買いにいこうと蔵前へ向かった。

関東に上京してから定期的に訪れている行きつけのお店「道具屋nobori」は大江戸線蔵前駅A5出口からすぐの場所にあるかわいいお店だ。店内にはお皿だけでなく雑貨やお香など日用品もたくさん置いてあって、とにかく雰囲気がとてもいい。鉱石なんかも売っていて、部屋に持ち帰りたい欲がいつも増してしまうので店に訪れる都度結構散財してしまう。わたしの大好きなお店だ。

いつ来たってときめく見た目の扉を開けてお店をぐるりと一周し、ひと目惚れしたお皿を手にしばらく悩みながら小鉢も手に取って、結局noboriでは二つお皿を購入した。割ったのは一枚だけなのに、いつのまにかもう一つお皿が増えていた。こんなふうに、わたしは一人暮らしのくせに三人家族なのか? レベルで棚にお皿が増えていきがちなのだけれども、お皿はいくらあってもいいのだ。食事の数だけあるべきだ。

蔵前周りはお気に入りのお店が多いので、noboriを出てからはほくほくとした気分で道を歩いた。おやつを食べようとずっと行きたかった喫茶半月に行き、ケーキとピーチソーダを頼んでカウンタに座る。落ち着いた空間で、一週間日記をぽつぽつと書く。

日記を書いたり江國香織さんの短編集を読みつつ時間をかけて小さなマスカットショートケーキを完食する。会計を済ませたあとは喫茶半月の近くに建つお気に入りの本屋さんにふらっと入り掘り出し物がないか探した。すると、斜線堂先生の読書日記で挙げられて以来気になっていた「南くんの恋人」の単行本が100円で売られていたので迷わず手に取る。こういう出会いや巡り合いがあるから本屋は堪らない。100円で買えるなんてなんと運がいいのだろうとスキップしたい気分で購入して、帰宅した。

ということで、新調したお皿を早速使っている今週のご飯。

女の園の星の新刊を読む。お、面白すぎる……‼️

友人と通話して、元気のない友人を励ますため友人が描いた最近の絵をひたすら褒めまくる通話をした。ありがとー! と言われる。元気が出たようで何よりだった。

shu3のやり込みブレワイ実況を久しぶりに見たことで長らく放置していたティアキンがやりたくなり、ほぼ一年ぶりに起動する。素材集め、クエストチャレンジ、祠探し……やることが山ほどあって諦めたゲームだったのだが、久しぶりにやると本当に面白い。コツコツと何かをやり続けるのが楽しいし、何より対人ゲームでないので腹が立たない。穏やかに深夜までバクダン花を回収しつつ、ガノン討伐までストーリーを進める。しばらくはスプラトゥーンでなくティアキンをプレイする日々が続きそうだ。

家に、覚えのない荷物が届く。やけに分厚いな……と訝しげに思いながら開けたら中身は中学校の入学試験問題集だった。本当になぜ? という感じだったのだがどう考えても配達員さんが届けるべき住所を盛大に間違ったせいっぽかったので、本来届くはずだった住所の方に伺い、訳を説明してお相手に荷物を渡した。日常の中でこういうイレギュラーが起きるとすっかり、日記に書けるネタができたな……と思うようになった。

フォロワーさんとディズニーシーに行く。頻繁にパークに行く人間でないので今回は数年ぶりのシーだった。仕事に行く人たちを横目に行くディズニーが……1番楽しい……‼️ と思いながら舞浜行きの電車に乗った。

(これは舞浜からシーに行く電車・ディズニーリゾートラインの途中で見える景色のうち、駐車場にあったらしい粋なカラーコーン。フォロワーさんが撮ってくれた動画で初めて存在を知った。同じ電車に乗ったはずだし同じ景色を見てたはずなのにわたしは全くこのカラーコーンの存在に気づかなかった。一体なぜ……?)

フォロワーさんと駅で合流し、パークに入場したわたしがまず向かったのは目玉のアトラクション、……ではなく入り口近くの耳付きカチューシャが売っているお店だった。人生初のMyカチューシャを選んで此度のシーを楽しむため、真っ先に足を運んだのだ。今までは数年に一回しかディズニーに行かないのにカチューシャわざわざ買うのもなあとばかり思っていたものの、今回ご一緒するフォロワーさんに勧められたこともあって、こんな歳になってから初めて耳付きのカチューシャを買うことになった。この先もパークに行く機会が幾らかあるだろう、とどんな服にも合わせやすい極力シンプルなものを選び、気恥ずかしい気分で頭に付け、会計を済ませた。

店を出て間も無く、カチューシャ特有の頭の締め付け感というか、とにかくこめかみいッて〜と思いながらも浮かれまくった人間のビジュアルになってパーク内を歩いた。矢張り耳をつけるとテーマパークに来た感があり途中からはすっかりうきうきしていたのだが、うきうきな見目の自分が見慣れなくて、トイレの鏡で化粧直しをするたび妙な気分になった。誰? この人……。

この日はプリマハムによる貸切イベントが19時からあり閉園が早めの18時半だったことと天気予報が雨だったせいか、来園者は少なく園内はかなり空いていた。実際雨も降ったけれども、ときおりぱらぱらとした小粒の雨が少し降ってはやむ、程度だったのであまり気にならなかった。ガラガラで歩きやすく、アトラクションにも並びやすい。夜のパレードは見れなかいけれども、この日を選んだのは偶然とはいえとても運が良かった。

アトラクションチケットの手配やファンタジースプリングスの入場手続きなどはディズニーアプリを使い慣れているフォロワーさんが率先して予約してくれたり取ってくれたりした。チケットの取り方についてわたしは何もわからない素人だったので、有識者が一緒に居てくれて本当に有り難かった。とはいえ、数ヶ月前にもランドの方に行ったと言うフォロワーさんでさえ首を傾げる仕様が多々あり、ディズニーアプリのUIはどうにかならないのか……とパーク内にいる間は頻繁に眉を寄せたものだった。あのアプリ、なんというか説明不足すぎるし、表示も意味不明な部分が多いし、何より操作がわかりにくすぎるだろ……!

カチューシャを買ってからは早めのお昼ご飯にサンドイッチを食べたりガーリックシュリンプ味のポップコーンを買ったりコロンビア号の中を見て回ったりしつつ、いくつかアトラクションにも並んだ。

・タワテラ(並んでいる間はフォロワーさんに十万円以下のおすすめブランドバッグの話をしたり、ピラミッドを舐めたいというフォロワーさんの話を聞いたりなどしていた。タワテラ自体は記憶に残っていたよりずっと怖くなく、大はしゃぎだった。)

・ソアリン(初めて乗った。フォロワーさんのおかげでほとんど並ばずに済んだのだが、道中や建物の内装が綺麗でとてもよかった。アトラクション自体の満足度も高く、こりゃ人気になるわ~と思った。最後の東京に帰ってくるシーンでやけに大きく綺麗に写る富士山が非現実的で面白かった。)

・アクアトピア(結構な速さでくるくる回りまくるので盛大に酔うフォロワーさんを横目に、わたしはきゃーきゃー笑いながら大はしゃぎしていた。)

・BBB(生演奏がなくて残念。でもキャラクターみんな可愛かった。)

・インディージョーンズ(久々に乗ると楽しい。並んでいるところが暗くて眠くなりがち。)

・レイジングスピリッツ(会社の先輩が春にシーに行った時、ポケットにスマホ入れたままこのアトラクションに乗ったらスマホが盛大に壊れたというエピソードを思い出しながら乗った。わたしのスマホは無事だった。)

途中立ち寄った店ではおやつ代わりにダッフィーのキャラメルサンドを食べたのだが、そのキャラメルサンドに千円追加で払うとついてくるスーベニア(フォロワーさんのお目当てだった)が可愛かったので、めずらしくディズニーキャラグッズを買った。お揃いである。

また、フォロワーさんがベスト撮影ポジを見つけてはツイステのマレウスぬいを度々取り出して撮影する様子が可愛かったので、ぬいを撮るフォロワーさんの手元もいくつか撮った。楽しげなオタクを見ているとニコニコしてしまう。

そうして色々と喋りながらパークを巡りつつ、ガーリックシュリンプ味美味しい美味しいとポップコーンをもぐもぐ二人で貪ったりなんかして、(すこしトラブルもあったものの)ファンタジースプリングスエリアにも無事入場することができた。

アナ雪とラプンツェルのアトラクションは早朝入場待機組、若しくはホテル宿泊組しか取れないとのことだったので諦めていたのだが、ピーターパンのアトラクション「ネバーランドアドベンチャー」のパスはフォロワーさんの手腕により獲得できていたのでふたりで並んだ。並ぶ場所は薄暗い森や小屋の様子を模していて、どこもデザインが凝っている。天井から吊られているライトや壁の飾り付けも可愛い。やや歩き疲れたのもあってすこし眠気に襲われつつもスムーズに待機列をゆき、乗り物に乗り込む手前でごついゴーグルをかけた。

果たしてネバーランドアドベンチャーは3Dもののアトラクションだったのだけれども、ピーターパンにわかのわたしでもかなり楽しめる内容だった。幼少期からのピーターパンファンとか、感動で嗚咽出るだろうな……と思えるくらいの内容だった。映像が綺麗なのは勿論、要所要所隙がなく楽しめるというか、ワクワクさせられるというか……。兎に角、とっても素敵なアトラクションだったのだ。ふと隣を見たらフォロワーさんが泣いていたので驚いた。でも、感極まる気持ちは共感できたしそのくらい良いアトラクションだった。

アトラクションを乗り終えてから、否、ネバーランドから帰って来てから、このアトラクションを子供のうちに乗ってみたかったな、と思う。でも、もう取り返せないくらい大人になってしまった今だからこそ刺さるアトラクションだったな、とも思う。ピーターパンが最後、ロストキッズのわたしたちに向かって言ってくれる、『子供のままでいてね』というセリフが印象的だった。

アトラクションを乗った後はのんびり新エリア内を見て回った。フック船長の船に乗ったり、ラプンツェルの塔を見上げたり(なんか歌が聞こえるな~と思っていたら塔の窓からラプンツェルが身を乗り出して歌っているのが見えて感動した。)、アレンデールの街をじいと眺めて歩いた。どこの建物も装飾が細かくてよくできてるな~と思いつつ、雪山の上に建つエルサの城を指差し、あれが立体物か絵なのかどうかをフォロワーさんと考察したりした。ランドのようなデフォ感に溢れているわけでなく、楽しげでポップな雰囲気とはちがうものの、シーらしく映画や作品の世界観、街並みや風景が忠実に再現されていて居心地がいいエリアだった。

ファンタジースプリングスエリアを出る頃にはもう夕方をすぎていた。最後に、美味しかったガーリックシュリンプ味のポップコーンをもう一度買い、それをまたもぐもぐ貪りながら乗り納めにとタワテラに並ぶ。お互い手を休めることなく食べまくるので、買ったばかりのポップコーンはすごい勢いでなくなっていった。空になるバケットの中身をふたりで見おろし、これがディズニーシーでしか食べられないなんて……。と嘆く。こんなにも美味しいもの、いつだって食べたいのに……。

タワテラを乗り終えると丁度閉園の時間を迎えたので、大満足の気分でパークを出た。人混みに流されるがまま舞浜行きの電車に乗り、ディズニーの余韻を味わいつつ晩御飯はイクスピアリでお好み焼きを食べた。

晩御飯を食べ終えてからは駅前でお土産を見て回り、フォロワーさんとは21時半ごろに分かれた。またスプラトゥーンでも! と手を振り合う。とても充実した一日だった。

後輩二人とともに、東東京市で開催されているSHOKKIの陶芸教室に行く。前の日記にも書いた、18000円かかる陶芸教室だ。前々から作りたいデザインを考えたりしてずっと楽しみにしていた。

後輩たちと一緒に指定された場所に行くと、用意された机にティアキンでよく見る岩のような形をした粘土がひとつ準備されていた。これが、一キロの粘土である。この粘土で、わたしたちは好きに作品を作ることができるというわけだ。

後輩二人と共に席につき、渡されたエプロンを付ける。参加者が全員やってきたところで担当の方から軽い説明(本当に軽い説明だった。粘土の扱い方をひとつふたつ、あとはもう皆さんで好きにやっちゃってください〜とのことだった。)があり、早速わたしたちは粘土を捏ね始めた。

しかしてわたしは当初、慣れない粘土を手にしながら可愛い恐竜の置き物を作ろうと意気込んでいた。出来上がった際の具体的なイメージもしていて、絶対に作るぞという気持ちだった。ステゴサウルスとか、フタバスズキリュウとかの……可愛い置物を……。然し、粘土で立体物を作ることのまあ難しいこと……! まずはじめにステゴサウルスを作ろうと何度か挑戦したのだが、頭の中にある形を出力するにあたって必要な技術の無さに打ちのめされ、あまりの難しさから早々に断念してしまった。粘土、むずすぎる。全く思い通りの形にならない。わたしは自分の才能を過信していた。もうすこしやれると思っていたのだが、わたしの手元にできたのはステゴウルスでなく奇妙な形の分厚いたくあんだった。

難しいものをつくるのはよそう、と判断したわたしはそれからお皿の形成に力を注いだ。隣にいた後輩二人とあーでもないこうでもないと悩みながらお皿を捏ね、クッキー生地を伸ばすときと同様の棒で粘土を伸ばし、形を整えてゆく……と、それだけで二時間が過ぎていった。恐ろしいものだ。陶芸の道具と一緒に時と精神の部屋に入れてもらえたなら永遠にやれるな……と想像以上に針が回っている時計を見ては震えた。

結果として二時間半ほどかけてわたしが作り上げたのは、おかずを乗せる大皿とちょっとした副菜用の小鉢、それから餃子の置物だった。なぜここにきて餃子なのかというと、これは少し前、Xに大きな餃子の写真が流れて来たのを見て可愛いな~と思ったのを思い出したゆえだ。ころんとした餃子をキッチンに置いたらさぞ可愛かろうと思い、実際に餃子を作る時の手順と同じ作業で粘土を捏ねた。こうして見るとかなり餃子っぽくなったのではなかろうか。この餃子は青のギンガムチェック柄になる予定だ。

お皿はそれぞれ、自分の希望するイメージのものになるよう指示書を書いてお店の人にデザインをお願いすることができる。それぞれのお皿のベースの色や文字、柄、入れたい絵、SHOKKIというブランドロゴを入れる位置など、とても自由に決められる。これは楽しかった。お皿の出来上がりは早くて年内、遅くても一月には、というお話だったので手元に届くのを楽しみに待つ。

夜は後輩の希望でラクレットチーズのお店を予約していたので、陶芸教室を終えてからは屋形船のゆく隅田川沿いをのんびり三人で歩き、途中かわいいパン屋に寄ってそこで買ったパンをおやつにと齧りながら上野まで散歩した。

これは散歩の道中で見つけた金木犀。三人で写真を撮った。薄らといい香りがした。

ゆっくりめに歩いたものの上野に到着してからもお店の予約時間まではまだすこし余裕があったので、混沌としたアメ横の中を通ったりもした。上野のアメ横に行ったのは上京してから初めてのことだったのだが、あそこはあの……色々と…………なんていうかカオスで……すごかった。溢れる海外の観光客の波に怯えながら通りを歩いた。

アメ横を抜け、予約の時間までの暇つぶしを適当に終えてからお腹を空かして訪れたお店は雰囲気も良く、店員さんもいい人な上に料理もとてもおいしかった。念願のラクレットも注文でき、おしゃれな料理やら蕩けたチーズやらを食べながら三人で仕事の話をする。何かと大変そうな後輩の話にうんうんとうなづき、愚痴も交える。わたしも今大変な面倒ごとに巻き込まれているけれども、どこも大変なのだ、仕事ってやつは……。とチーズのかかったウインナを食んでいた。

ご飯の後はボカロ曲縛りのカラオケに行った。先輩後輩関係にあるとはいえ三人とも年齢が近くほとんど世代が同じなので、懐かしいと思う曲が似たラインにあってデンモクで曲を予約するだけでもかなり盛り上がった。あ~あの曲……! うわー! と都度はしゃぎながらボカロ曲を入れまくり、懐かしいMVがテレビ画面に映れば当時その曲を聞いていたころの思い出をみんな語り合ったりなんかした。わたしは基本的に年上が好きで年下の子が苦手(どう接していいかわからないため)なのだが、この後輩二人は話が合ってとても楽しい。帰りの電車では昔好きだったアニメの話をして、お皿が届いたら見せ合おうね~と話をして解散した。

フォロワーと念願の東京競馬場に行った。お互い初・競馬だ。JRAのサイトはディズニーのアプリと同様に仕様がわかりづらく指定席を取るのに苦労したのだが、事前に予約していたQRカードのおかげで無事入場することができた。

この日、天気が……良すぎた!!!! 夏の空かと見紛うくらいには快晴だった。良い競馬日和である。そして何より、天気が良いおかげで指定席(影なし)に陽がガンガンに射してきていて秋の気配もなくクッソ暑いくらいだった。フォロワーもわたしも黒い服を着ていたので、ミスったな……とふたりで陽射しをにらみながら言い合っていた。

席を確認してからは一旦室内にある券売機近くに移動し、フォロワーと二人で頭にはてなマークを浮かべつつ語感の良さだけで賭ける馬を決め、この日のメインレースの単勝券をなんとか買った。そして、おそ松さんを見て以来食べるのが夢だったもつ煮込みややけに大きなソフトクリーム(フォロワーはビールも)片手に席に戻り、そこからはたくさんの馬が走る様をひたすらに眺めていた。京都競馬場で開催されていた菊花賞も中継で見た。目の前でも、中継画面でもずっと、ほとんど空白の時間なく馬が次々に走ってゆく。

──言ってしまえば競馬場ってただそれだけなのだが、これがまあ、ものすごく ものすごく面白いのだ……! 初めて来たのに、ほとんど初めて競馬を見たのに、こりゃ競馬は楽しいわけだと一瞬で理解させられたくらいだった。わたしはウマ娘も履修していないし競馬のことはほんとうにからきしなのだが、つやつやぴかぴかの馬たち、そんな馬たちが最後のコーナーを回って一気に盛り上がる会場、追い越し追い越されるゴール前、ゴールしてからの歓声、それが合わさる空間の一体感はとても楽しいものだった。差せーーーッッッッ‼️ と新聞紙片手に大声で叫ぶおじさんの声も生で聞けて良かった。ここほぼ遊園地だろ、なんて言ってフォロワーと笑ったものだった。

二人とも賭けは盛大に外したし会場には結局3時間ほどしかいなかったけれども、フォロワーもわたしも初競馬は大満足だった。また行こうね~と言い合って解散する。

さて、職場での一件もそろそろ解決の目処が立ちそうで、やっと心穏やかに過ごせそうだ。欲しいアウターの候補をいくつか挙げて迷いつつ、冬を迎える準備を渋々進めている。本当は熊みたいに冬眠したい。可能なことなら。でも冬眠できないから、仕方なく活動している。早く夏になってほしい。

@a_waltz_at3pm
自我の置き場(1週間日記・本と映画感想記録)