マラケシュに行ってきた!アフリカ大陸に行くの初めてだったからおもしろかったな〜。
空港に着くとなぜかいつもその国の匂いがするんだけど、マラケシュに着いたときはスパイスの匂いがした。着いたのが深夜だったので宿泊先のリヤド(古い邸宅をリノベした宿泊施設)にタクシーを頼んでいたんだけど、宿泊先はメディナ(旧市街)の中にあり、細い道が入り組んだ迷路のようになっているから車は通れないと言われて四つ角のようなところで降ろされた。深夜1時近かったと思うけど人がたくさんいて賑やかだった。隅の方に真っ白なジュラバ?カフタン?(どちらも民族衣装)を着た少年が大きな棍棒のようなものを持って立っていたのがすごく印象的だったんだけどなんだったんだろう...。宿泊先の人が迎えにきてくれて(迎えにくるまでタクシーの運転手が一緒に待っていてくれた)リヤドに連れて行ってくれたんだけど、あまりにも迷路すぎて次の日外に出たら二度と自力で戻って来れないんじゃねえか...と不安になるほどだった。
いつも通り何も調べずに行ったため、モロッコって雑貨とか有名だよな〜というざっくりとしたイメージでそういうのってどこで買えるんですか?と宿泊先の人に聞こうと思ったけど聞かなくてよかった。旧市街全体がスーク(野外市場)なのだから...。丸1日行動できる日が2日あったんだけど、2日間ともスークに迷い込んで終わったと言っても過言ではない。バックパック1個で行ったからあまりいろいろ買うつもりはなかったんだけど、最終的に、これって何か買わないと出られないんか?となりバブーシュを一足買った。緑色で赤いタッセルがついてるめちゃかわいいやつ〜!うれしい。
スークでは、正直スリとかよりも観光客で溢れかえった細い道をものすごいスピードで走り抜けていくバイクに轢かれないように気をつけた方がいい。もちろんスリにも気をつけた方がいいんだろうけど...思っていたより危ない感じはしなかったな。人も優しい。
働く動物たち。
去年の大きな地震の被害か、旧市街を囲む城壁の外側で建物を補強?しているところを何箇所も見かけて、まるで舞台のセットみたいで、スークや旧市街の中の出来事は全部演劇というか夢なんじゃないか...という気になってくる。気温も30度くらいあって、意識も朦朧としてくる(真夏は50度近くなるらしい)。
シナモン、カルダモン、ナツメグが入ったスパイスコーヒー。食べ物はタジンやクスクス、パスティーリャ、ハリラスープを食べたけどどれもおいしかったな〜。
振り返ると、最高の悪夢を見たな〜って感じなんですけど、伝わるかな〜(伝わらない)。光が強ければ影もまた強いというか、いつもヴェールの向こうに、暗闇の中に、何かがいる気配がするというか...。もっとマグリブ(北アフリカ)の歴史や文化について知りたいな〜と思った。行ってよかったです!!