#0321
英訳するとearth connectionの授業。あたたかくなってきたということでやっとこさ外で畑仕事!学校の畑?の雑草をひたすら抜く。これこれ、これがやりたかったんだよ~ってかんじ。みみずがいっぱい。土をさわるっていいなあ。寒くない環境で外にいるっていいなあ。学校がおわったあとはやっぱりファームステイをいろいろやりたいなと思う。このまえふとしたきっかけで私の名前を憶えててくれたことを知った人に話しかけてみる。話しかけるというか質問だけど。きいてみたら答えてくれる。当たり前かもしれないけど、こういう積み重ねがわたしには大事だいじ。
午後は、積んだばかりのハーブを刻んでいれたワッフルをつくる。こっちのワッフルはだいたいハートだなあと思ってたら、ワッフルメーカーがそういう形。これでよくおばあちゃんが作ってくれてた、ってデンマーク人の子が話してくれて、そういうのあるよな~と思う。小さい頃の思い出と紐づく、なんか、ものとか。ぱっと思いつかないけど。
いい天気で、外にいて、土をさわる。それだけでとてもよい。よい授業の時間だった、と今まででいちばん思えた。外にずっといてねむい。
夜は、学校の生徒の一人がコンサートをやるということで見に行く。ステージに上るとか、みんなの注目を浴びるとかで輝くんだろうなあと見える女の子。誰かのアシスタントをしていないという事からみて、障がい者というくくりに入る子なんだろうな。
その子のコンサートと聞いていたから、その子がずっと踊ったり歌ったりするのかなと思ったら、ぜんぜん。バックダンサーとか、盛り上げる人達とかがたくさんいて、ちゃんとみんな衣装揃えてて、たぶん練習したであろうダンスをしてて、めちゃめちゃすごかった。めちゃめちゃ見ててたのしかった。眠気が一気にふっとぶ。本気でやってる、って感じ。最高だったなあ。その子が主役のコンサートではあったし、その子が輝くように作られたショーだったけど、でも周りのひとたちも同じくらい輝いててたのしそうで。最高だなあこの環境で過ごせたという事実は、きっとこの人たちにとって、なんというか、いつの日か思い出すような、なにかになるんだろうなあと思う。自分が輝ける場所がこの世界にはあるんだと思える、そんな場所になってる人は今も昔もこれからもいっぱいいるんだろうなあ、とか思う。いい場所だよ。自分の国でこの時間の過ごし方をしているデンマーク人、まじで楽しいだろうなあと思う。
#0322
あさのじかんで、SEXについて話しましょうという時間が組まれる。グループに分けられて、指定された場所にいって、質問が決められていて、話す。コミュニケーションが大事だよね、といろんなトピックで話されていた。何が良くて何が嫌かとか、コミュニケーション取らないとわからんし、と。印象的だったのは、障がい者とSEXについて話すのにいちばんいい方法はなんですか?という質問。それに対して、車いすにのってて発話があまりはっきりしていない人が、他の人と一緒でいいんだよ、特別にする必要はないと思う、と答えて。で、そのときに昔言われてきたひどい言葉(あなたは他の人みたいな生活はできないんだ、的な)を思い出したみたいで、泣いていた。で、その場にいたもう一人の車いすに乗っていて、タブレットで会話をする人が、私はもう22歳だけど、周りの人は自分に子供に話すように話しかけてくる。そうじゃなくって、大人に話すように話してほしい、と言っていた。
思ったのは、そういうひどいことをいう人いるんだなあ、そういう言葉をかけられてきた人たちもいるんだなあ。この国にも。
誰かが泣いてて、誰かが主張してて、みたいな場面、一瞬なんか、しーんというかわーどうしようっていう雰囲気を感じた、けどその後その子が泣き止んだあとは、ありがとうね話してくれて、と伝え、次の質問にうつり話し合いは進んでいっていた。主張することとだれかを否定とか攻撃してることは違うっていうのが染みついてるから、さらっと流せるというか、重くならないというか、それがいいのか悪いのかは分からんけど、重くなりすぎないことが分かってるからこそ、意見を言いやすいっていうのはあるかもなあ。
あと、この質問自体にわたしは何も思わなかったことがちょっとなんかショックで。たしかにこの質問自体が、障がい者と一緒に何かをやるなら方法を変えなきゃいけないみたいな前提があるよなあ。でもこの話って、差別か区別かみたいな、インクルーシブ教育みたいなときによく出る議論だったり。みんなに対して等しく接します、それが平等です、障がい者もそうじゃない人も関係なく、同じように、的な。でもその時にだいたい取られる方法は、多数側に合わせた、または提供する側がやりやすい方法だから、それだと受け取りにくい人たちもいる訳で。とかいろいろ考える。今日は、たまたま、障がい者と括られる人たちが、他の人と一緒の方法を望んでいたというだけで、他の障がい者は違う意見を持ってるだろうし。だから、そうだな、あの質問は、障がい者と一緒に、というよりは、あなたが誰かと一緒に話し合うならどういう方法が?っていう方がよかったのかなあ。
たのしい話し合いではなかったけど、ここに一緒にいれてよかった。
料理の授業ファイナルということで、パスタを生地からつくり、ゆで、ワインをテイスティングしよう、と。はじめてあのくるくる回すパスタメーカーをつかう、おもしろい。ランチタイムの前までになかなか終わらなくって、30分くらいオーバーしてるひとたちがいた(私も含め)。その人にお昼ご飯の時に、「ストレス感じた?」と聞かれる。全然感じなかった、あなたは?と聞くと、「めっちゃストレスだった。時間過ぎてるし。やっと終わったと思ってランチいったらもうみんな食べ終わってほぼ終わりの時間だし、」と。ほえ~なるほどそこであなたはストレスなのね~私はまったく感じなかったな~これはきっと、日本で決められた時間よりも授業、会議、仕事がのびるってことが日常茶飯事であって、慣れてるから何も思わなかったのかな~とか思ってたら、そのトピックはもう終わってて伝えられず。よくあるこういう事。自分の頭の中の考えていることと、会話のスピードがあってない。
パスタうまし、ワイン2種類あって、はじめて味の違いというものがわかった!香りをしっかり鼻に入れてから飲むとよくわかる、気がする。ちょっとしか飲んでないけど、アルコールが体に回るのを感じる、なんて弱いんだわたし。一緒にごはんをたべるよ、という時間、最初のころはうわーどうしよーだれかとしゃべれるかなーって感じだったけど、最近は隣のひとをちゃんと選ぶことと、しゃべれなくてもなんか別にいいかというマインドを持ってくることとかで、まえよりは苦じゃなくなっている気がする。写真へただな。
お皿洗いの仕事があるあから、頭を冷やすためにさんぽ。とてもきもちちい!
ちょうど半分くらいおわったんだよなあ、ここでの生活。今日はしっかりしっかり寝ようと思う。なんか最近ずっとねむい。おわり。