さんぽの授業。過去最高、9キロくらいの距離。そしてビーチをあるく。砂浜だから車いす(というより、めっちゃでっかいベビーカーみたいな。ジョガーって呼ばれてるけど、ジョガーでGoogle検索しても出てこんな…)をみんなで押す&前にロープをつけて左右でひっぱる。みんなでひっぱって押してを交代しながら進む。たいへんだ。ひさしぶりに汗かいた~。大変だけど、みんなと一緒になにかできてるのがうれしい。
ひとりひとりが何を考えているかはもちろんわからんけど、なんか、すごいなあっておもう。わざわざ大変な砂浜を、こんな大人数の力を使って、長距離歩く。まあそもそもさんぽなんて、明確な目的がないものなのかもしれないけど、砂浜以外にもっと車いすが進みやすい場所はあるし、そういう場所だったら電動で一人で動けるし。とかとか。でもそういのじゃないんだろうなあ。海の、波がすぐ近くまでくる、砂浜を、青空のしたで誰かと一緒に進むのって、やっぱり気持ちいもんなあ。それはみんな感じられるべきものだもんなあ。
なんか、こうやってむずかしいことはいくらでも考えようとすれば考えられるかもだけど、それよりも、海沿いを散歩さいこうじゃん!みんなでいこうぜ!っていうテンションで、あたりまえのように行ってるのが、やっぱすごいなあ、いいなあと思う。
しゃべりながら歩くパートで、前に喋ったことのある子とペアになれて、めっちゃしゃべったなあ~たのしかった。この学校にいることのなにが一番チャレンジ?って聞いたら、ソーシャルパートかなと。その子はベストフレンドがこの学校にいるらしく、しかもそのベストフレンドは2セメスター目らしく。その子は1セメスター目。だから、ベスフレになんでもきいたらなんでもわかるし、心のよりどころは確実にいる。でも、それでいいのだろうか、ってめっちゃ迷うし考えちゃうし…ってはなしてて。えーなんか、めっちゃ、想像できるし、えーそういうこと悩むんだねえーっておもった。よくある悩み、いや違うな。日常的な、半径1メートル以内にありそうな、身近な。うーんちがうなあ。なんか、この人もふつうに1生徒として、わたしが抱くような悩みがあるんだなあ~って感じかな。デンマーク人、ってだけで、勝手にわたしからはたのしそうに見えるからな~。よきじかんだった。話せてよかったよありがろう!っていうのも伝えられたのがよかった。よしよし。
よるごはんの前に友達とちかくのスーパーまでいく。今日はめちゃめちゃ歩いてる。水曜夜の授業、今週はジャズコンサート。音楽きいてばっかりだな。ジャズってきいて、勝手にサックスとかトロンボーンとかその辺イメージしてたけど、ギターの2人だった。ほう。それもジャズか。ジャズといってしまえばなんでもジャズ。いやそんなことはない。わかんないけど、たぶん近所の方々も来てて、おじちゃんおばちゃんいっぱいいたなあ。ひらかれた学校、よきよき。近所の人がきていたからか、いつもよりも満員でホールがキツキツだったんだけど、車いすに乗ってる人がホールから出るために通りたいとき、自然とまわりのひとたちが立ち上がって、いすをどかして道をつくってて。当たり前なのかもしれないけど、なんか、やっぱりいいなあ、って思う。自分がうごけば道は作られるだろう、という、信頼があるからこそ、ちょっと外行こ~って車いすに乗ってる人も思えるんだろうなあ、とか想像したり。学校という社会への信頼とでもいうのだろうか。まあそんなむずかしことはいいんだ、って思受けど考えちゃうなあ。
こうやって書いてると、自分のメンタル状況がわかるなあ。かぜはほぼ回復して、気持ちもそんなに沈んでない。よきよき。気持ちの持ちようで見える世界はとても変わるよなあ~としみじみ。しみじみ。歩いた分、今日はよく眠れそうだ。よきよき。