#0211 Flensburg 2日目。かえる。

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ひさしぶりに当日の夜に書いてる。

昨日マーケットやってたところの教会にはいる。きれいだ。ステンドグラス、とてもすき。厳か、って感じ。いすにすわってボーっとする。たのしくないねえ、つらいねえ、っていう内省をしていた。キリスト教でもなんでもないけど、教会で、ぼーっとしていると、なんか、自分の気持ちと向き合っている感じがした。しらんけど。教会の扉、色がかわいい。

昨日より人がすくない道をあるく。日曜日、ほとんどおみせやってない。

帰りの電車まで時間があり、カフェにはいってフラットホワイトとチョコレートいりのチーズケーキ。フォークが刺さって出てくるというカルチャーショック。うまし。その日はじめて声出したら、想像以上に鼻声。ずっと認めたくないけど、かなり風邪ひいてる。鼻だけ。鼻に影響されて耳もつまってる。耳聞こえにくいの致命傷だなあこの環境だと。

kindleで読書。なんていうか、ダラダラしたお話を読んでる。起承転結とかじゃない、日常がダラダラ続いていく感じの、あんまりしあわせじゃないおはなし。おちつく。ハラハラとかせず、淡々と、そして没頭して読めるのがよき。1時間くらい滞在してたかな。

カフェを出たところで、アフガニスタンからきたという人に話しかけられる。日本人?なんさい?若く見えるね!ボーイフレンドいるの? 一人で来てる?この辺に住んでるからさ、遊びにこない?もうデンマークに帰らなきゃなのか、じゃあまたドイツ来たときは泊ってもいいよ、だから連絡取り合おうよ、みたいな会話を、Google翻訳を通じてやる。なんなんだまじで。 断る。

会話の内容はなんなんだって感じだったけど、彼はきっとドイツ語で話してて、なんとなく何を言ってるかわかった。英語とデンマーク語がドイツ語、文法が似てるんだろうな。音と、初対面で話すようなことが想像できたらなんとなーーーくわかる。おもしろいなー。

帰り道、昨日マーケットやってたところでデモ?政治の演説?わからんけど色んな人が集まってて、だれかがマイクもって喋ってた。盛り上がってた。

電車にのる。自動ドアのセンサーが弱く、手を上げないと開かないのが分からなくってドアが開かない。なんとかして開いて、乗れた。よかったー。途中でだれかが予約したら指定席になる、現状自由席にすわる。これ、なんか、落ち着いて乗れないなあ。けっきょくずっと自由席だった。ずーっと曇ってて、車窓からの景色をぼーっと見ながらヨーロッパで電車乗りたいな~っていう感じではまったくなかったなあ。電車に乗ってから、10分くらいでデンマークに突入してて、いつのまにかアナウンスもデンマーク語。わー耳なじみのある音ーってなった。デンマークで生きてるなあわたし。

乗り換え後、自由席がうまってて座れない。想定外。一駅すぎたら座れてよかった。学校からいちばん近い大きな駅についたら、同じ学校の知ってる人がいて、ハーイって声かけられる。わたしのこと認識してくれてたんだ。そして最悪、とも思う。知り合いに会うつもりじゃない所で会うのいやなんだよなあ、まだ学校から抜け出しているタイムだったのになあ、って。この旅中に思ったのは、一人になる時間がとっても欲しいのに、よく寮生活してるよなあーって。寮生活ってわかってたじゃん、なんで来たのさ、って言われたらほんとそれなーって感じ。

帰ってくる。戻ってきたなあーって感じ。北海道に来て、道東から札幌駅に帰ってきたとき「戻ってきたー」って思ったあの時、札幌がもどる場所になってるなあーって感じた瞬間があって。そのときほどの戻ってきたなー感はなかったな。まだここをホームだと感じられてないんだろうな。ね。

また行こうひとり旅。

この2日間くらい、ずーっと太陽をみていない。ここ最近なんか元気がなくってネガティブなのは、太陽がないからと、寒いからと、風邪だから、って理由にすることに決めた。そういう時期なだけ。ぼちぼちやりすごす。おわり。