#0216-0217 ふつか分。日常にもどる練習

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#0216

退院のつきそい。病院に30時間くらいいたなあ。バスが来ると言われた時間に来ず。3時間経過。あと2時間くらいで来るよと言われ、1時間で来る。バスと思っていたら救急車。人生ではじめて救急車に乗った。救急隊員なのかな、おふたりめっちゃずっとおしゃべりしてる。ほんとうにほんとうに、なにをそんなにしゃべることがあるのさ、ってずっと思う。色んな人に対して。スモールトークなんだろうか、仲が良くていろんなこと話してるんだろうか。救急車にこんなに落ち着いて乗れることってレアなんだろうな。じろじろ中を見る。学校に着く。非日常、おわり。

割とずっと座ってたからか、歩きたくなって、海だけ見に行く。あめふってたなちょっと。ふれっしゅえあーと、海。よき。

学校じゃない空間にいたほうが、たとえ時間が有り余っていたとしてもなんか楽だったんだよなあ。ふとした瞬間に比べちゃう、その比較対象となりうる、主にデンマーク人の生徒達と関わる機会がなかったから、気楽だったんだなあ~きっと。もどってきてしまった。

#0217

よくねる。めっちゃ天気がいい!!!うれしい!!集団生活に戻る練習だと思って、あさごはんを食堂でたべる。外れたところでひとりで食べたけど。みんな、ここぞとばかりに日が当たるところを探して、外でごはんたべたり、中庭でおしゃべりしたり、外のベンチみたいなところに布団もってきて横になってたり。太陽に貪欲。でもきもちとてもよく分かる。やっと晴れた!きれいなあおぞら!外に出たい!!太陽浴びたい!ってなる。海岸をさんぽ。なんて凪なんだ。今日は風もないんだなあ。めちゃめちゃにきれい。こんなきれいな場所のすぐ近くに住んでるんだなあ。でもきれいな場所だけじゃあ、心は満たされないんだよなあ。救われる一瞬はとてもあるけど。日が沈む前の、グラデーション。マジックアワーとか言うんだっけ。知らんけど。

桟橋に、なんかめっちゃ蜘蛛の巣みたいなのがかかってる。昨日通ったときはなかったのに。わたしの知ってる蜘蛛の巣よりも強くて太くて、めっちゃ服につく。なんなんだろう。

よるごはん。リハビリだと思って、食堂でデンマーク人のとなりに座って食べてみる。隣が知ってる人でちょっとはなす。もっと話せたなあとか色々、あーあって思う事はいーーっぱいあるけど、でも、ここにこうやってすわって食べてるだけでもうはなまる。って思う事にする。スモールステップだよーって。自分に言ってあげる。集団生活に戻っていくのだ。

よるごはんが席自由で、ほんとうに毎回、だれかとしゃべれるかな、どこにすわればいいんだろうなって気が滅入る。ゆううつ。でもこれはきっと、意外と大丈夫だったな、っていう経験を積むしかないんだろうなあって。大丈夫だったという学習を自分にさせるしかないなあ。急に何とかなるものではない。「いつだって、現実より想像の方が怖いんだ」っていう言葉を思い出す。今日のよるごはんどうだろうなあ・・っていう想像が、現実よりもこわくなってる気がするから、そのこわさを和らげるための現実の積み重ねが必要な気がする。こうやって書くとよくわからんな。

つぎのひとりたびの計画をたてる。スウェーデンに行こうかな。たのしみだ。カレンダー見てると、どうやら3分の1はもうおわった?もうすぐおわる?らしい。ひえーそう考えるとはやいなあ。

こうやって夜にかたかた日記を書くのもひさしぶりだ。これも日常にもどるのひとつだな。というか日常なのかこの生活は。日常になってくんだよなあ。そして生活はつづく。星野源の曲が最近とても沁みる。地獄でなにが悪いとか、喜劇とか。よきよき。