#0424
あっというまに水曜日。乗馬。レクチャーみたいなの受けてる時、英語に訳してというタイミングを見失い、いまさら言ったらもう遅いかなとか思いまあいいやと思ってたら、先生が気付いてくれて、sorryって言われて、こちらこそsorryって感じだった。こちらから言わなくて、気付かせてしまってsorryと。こういうのは自分から言うもんだよなと。いやでもそうなのかな。最近思うのは、起きた出来事に対しての自分の見方がいろいろ悲観的だよなあ、と。自分から話しかけるべきだとか、英語で話させてしまっているなあとかとか。捉え方ってやーつ。
この前とおなじお馬さんに乗って、走るのをやってみた。お馬さんが走るのに合わせて足で踏ん張ってちょっと立ち上がったり座ったりを繰り返す。このリズムがあうといい感じになるんだろうけど、今はまだわからぬ、ただの上下運動ってかんじ。でもおもしろい。あと、たくさん褒めてもらえてうれしい。身体動かす系で褒められてきたことがないから、とてもうれしい。わたし乗馬上手いのかも??って思えちゃう。その日の夜に友達と話してて、この前考えた専門性のある支援者じゃないけど、ホースライディング(というかホースセラピーになるのかな)ができる支援者になったらめちゃめちゃおもしろそうだとか思う。一回調べたことあるんだよな、ホースセラピーを提供できる人になるためには?と、たしか専門学校とかだった気がする。
お昼のときにペタゴーの友達に、専門性のあるペタゴーがかっこいいと思ってることを言うと、私もそう思うと。ペタゴーを学ぶ学校でというよりは、職場に入ってからそこで専門的な何かを身につける人が結構いると思うよ~って。その子は、鍼のスキルを身につけたいらしい。ちょうど私が修学旅行でやってもらったみたいな。継続的にやっていくととてもいいらしい、あと、特になにかの中毒の人にいいらしい。ほえ~。
今週末のパーティーの、バナーをテーブルグループの人達とつくる。美術室にはじめて行ったけどすごいなんでもある~ここで時間を過ごしてる人もいるんだな~と。なんか、ほんとに、一緒になにか作業してて思うのは、結構行きあたりばったりで、見本とかはなく、その人その人がいいと思う事をやってって、それで形になる、みたいな。人の肌を塗る時に黄色だった。イエローなんだーと思った。なんでそれを思ったのかはわからんけど、そしてなんの意味もないんだろうけど。
病院の検査で、良い方向にむかってた!という報告を聞いて、え~ え~よかったね~ってナチュラルにハグしてた。よかったよかった。
#0425
きのうの乗馬からくる股関節の筋肉痛。成長してる。
学校の周りを散策しながら、その辺に生えている食べれる草を見つけ、食べて、また歩くという午前中。ここは犬がよくおしっこしてるから食べない方が良いよ、ってこっそり教えてもらったり。よく考えればすごい授業だ。お腹壊さないのかなとか思ったり、でも食べる食べないは選べるから、まあそれも選択なのかな。はて。
道中でいろんな人とはなせておもしろかった。人類学を勉強してた子が、なんていう英語だったんだろうなーわからんけど、「名前を付けられる事」みたいなことをテーマに卒論?書いたと言っていて。デンマークで若者の精神疾患、抑うつ状態みたいなのが問題になってるという背景があり、その中で、多くの人が診察に行き、名前を貰う、診断名を付けてもらうことを求めてる、みたいな話をしてて。きっとそれで安心できたり、何かを説明するときの理由にできたり、言い訳にできたり、いろんな風にできるんだと思う、と。でも、個人的にはね、と、その子のお母さんは最近ADHDと診断された。本人はそれについてとてもハッピーでいろんな本を読んだり、服薬したりしてる。で、お母さんは、その子を含め家族みんなにテストを受けて欲しい(心理検査ってやつ?)と言ってきてて、その子は受けたくないと。だって別に今のままで生きていて問題がないもん、と。特に困り感がない、ってことなんだろうなと思う。だから、お母さんがそういうこと言ってくるのはちょっとうざいと。
ほ~おもしろいなあ~、名前を付けられる事で安心できるってこと、あるよね、ということをここでも話せてとてもおもしろい。こういう、自分が普段考えていたり誰かと話したことがある事を、デンマークでデンマークで生きてきた人と話せるのがとてもおもしろい。
お昼のときに、テーブルグループの中では年が上の方な人と話してて、なにを話したかな。年をとるということについて。時々ここにいる人達が、若いなあ~って思うよ、話している内容とか、結婚とか子供を持つことに対する意見とかから。あとは、歳をとるって悪くないよね、と。身体は衰えてくかもだけど、でも経験から成り立っていく人柄とか、考え方とか、マインドとか。もっと自分に自信を持てたり、もっと自分の好き嫌いを知れたり。ってね。
こういう話がおもしろいと思えるのもおなじなんだろうな、普段わたしが考えてたり誰かと話して来たことを、ここでも話せること。
夜、チーズケーキをつくっておしゃべり。のんびり、まったり話せる環境があるのがうれしい。4人くらいがちょうどいいなあ。なにをはなしたかな、あんまり覚えてないな。一人の人が、わたしがいる空間では、デンマーク人とも英語を話す事を徹底してくれていて、すごいなあと思う。意志だなあと、意志とやさしさ。わたしもやりたいなあ、やればいいんだけど、なんか、どこかに対してはずかしさがある気がする。
#0427
すいみんの授業。午前中ちょっと行って、うーんいいかなと思い、部屋で昼寝。夢をいろいろ見たけど、とても良く寝た気もする。夢の中で2回起きてた。午後は、メディテーション、瞑想ってやつ。左足の小指に集中して~とかいい感じの声で聞こえながら、ふわふわした気持ちになる。メディテーションこそ、いまここに集中するもので、わたしが意識しないとできないもので、だからメディテーション中も、このあとは~とか、デンマーク語で左ってこうやって言うんだ~とか考えてて、いやいや違う今はいまここ、ってなんかいもやってた。みんな体育館に自分の布団と枕を持ってきて、寝っ転がってやる授業。よき時間でした。
夕方から、テーブルグループの人たちと餃子とラーメンをつくる。お決まりセットになってきた。ほどほどの人数で、それがまたよきだった。作りすぎた感はとてもあるけど、まあよし。餃子って味付けがむずかしいなあ。そのあとは映画を見ようとなって、魔女の宅急便を見る。ひさしぶりに見ると面白いなあ~。海外のNetflix、ジブリが豊富だ。見よう~とかいってあんまりみんな集中してなく、おしゃべりしたり、ビリヤードしたり、電動車いすの試乗したりしてた。電動車いすに普段乗ってる子がソファーにうつって車いすが空いてたから、乗っていい?って聞いて、わーっと乗っていって楽しそうだった。こういうカジュアルさ、いち乗り物として楽しんでる感じ、いいなあと思う。変な距離感がないとでもいうのか。
すごす時間が多くなってきた人たちは、もうさすがにデンマーク人としては見ず、その人個人として見てる。その人の人柄が分かってきて、あ~この人のこういうところがすてきだな~この人らしいなあ~と思うことが増えてきた。わたしもそういう風に思われてることあるんだろうか、はたして。
でもやっぱり?沈黙みたいなのは気になったり、デンマーク語で話してる方が盛り上がってるなあーって。でもまあそれはそうだよな。いくら話せるといってもやっぱり母語のほうがもっと簡単に、楽に、話せるもんなあ。それはわたしもまったく一緒だ。だからそこは考えなくっていいと思いつつ、どうしても気にしちゃうなにか。
今週は一瞬だったな。いろいろ予定があった。うれしい。なにもない日曜がたのしみ。うれしい。こうやって秒で過ぎていくんだろうな。やりたいと思っていることは行動していこうとしみじみ。おわり。