さんぽ。新しい道を開拓するのがたのしい。ここはこっちにつながるのか~、ここまっすぐいくとやっぱここに繋がるよな!みたいなのが分かるようになるのがうれしい。札幌に来たばっかの時もこんなこと思ってたな~。わかりきったら私はこの場所を飽きて、また違うところにいきたくなるのだろうか。
約1時間あるく。気温がちょいと上がったのかな?雪が割と解けている!うれしい!歩きながら考えたことがたくさんあって、ちゃんと残しておこうーって思って、ぽちぽち書いている。
めっちゃざっくりくくると、「マイノリティ」ってやっぱしんどい。
明日はバスに乗って近くの町に行こうとかな~って思ってるけど、バス、現金使えますか?って英語で聞いたら伝わるかな、外国人がほぼいない田舎町だから、運転手さん英語話さなかったらどうしよう、英語ではなしかけることとか、現金使うことで嫌がられたらどうしよう、たぶんバスアナウンスとかないから、降りるべきところわかるかな。表示があるとしてもデンマーク語だろうからなあ、、とかとか。やりたい行動の周辺にある不安がたくさん。わたしがここに住んでいる、言葉も分かる人だったら、もっとすーーっといけるんだろうなーって思う。まあこれも含めてあどべんちゃ~やん、とも取れるけど。でもねえ。
言葉がわからなくて、勝手がわからなくて、みんなが笑ってるところで笑えないし、拍手してるからわたしも拍手してるけど、何に対して?って感じ。聞いたら教えてくれるけど、そこには時差があるし、わたしの英語スキルの問題で、なるほど!!ってなることは少ない。前のセメスターからいる日本人の子は、「みんなが何言ってるかわからないことに慣れていくよ!だから大丈夫!」って言ってたけど、慣れていく事で楽になることもあるだろうけど、慣れていく事でわたしは何かをあきらめていっているんだろうか。それはあきらめていい事なんだろうか。
車いすに乗っている人達とか、障がいを持っている人達とかを見て、いいなああの人たちはデンマーク語もわかるし、ケアしてくれる人が横にたくさんいて。って思う自分がいる。こう思う自分に対して、思って良いの?え、思っちゃだめと思ってるの?っていう自分もいる。はたしてこれはなんなんだろう。
なんとなく話せる人達もできてきたけど、でも、あの人たちは、デンマーク人がいっぱいいる中で、わざわざ英語を使ってコミュニケーションをとらなきゃいけない、日本人のわたしと、友達になりたい、一緒にいたい、なーんて思うんだろうか、とか考えちゃう。母国語で話す方が圧倒的に楽だし。いろんなものを共有している人の方が楽しいときもたくさんあるし。彼らは別に他の国の人と関わりたい!というモチベでここに来ているわけでもないだろうし(一人ひとりは知らんけど)。
まあこの考えに対しては、反論もある。国じゃないよ、人間だよって。私のNZの経験はそう信じさせてくれている。NZで出会ったあの子やあの子とわたしは一緒にいたくて一緒にいた。人間として好きだった。いまも。だから、言葉じゃなくて、国でもなくて、人間なんだよなーって。だから、ぼちぼち、この人と一緒にいたいなという人と、ゆっくりおしゃべりしていけたらいいなあ、って思う。一緒にいたい、という気持ちは積極的に伝えていきたいな。
あとはー、わたしは、なんかしんどいときは、即効性のありそうな答えを求めたくなっちゃう。前のセメスターからいる日本人の子に、「どうやって友達つくったー?」って聞いて、んー人によるなーって言われて。ごもっとも。めっちゃその通り。私はすぐに友達ができる方法を知りたがってたんだなーって気付いた。しんどい時こそ、すぐになんとかなる解決策をもとめがちだけど、そんなものはないんだよね。地道に、時間と一緒に、なんとかやっていくしかないんだよねえ。
散歩してる時も、前から人が来ると、目をあわせて Hi って言った方が良いのかどうなのか、すれ違うちょっと前から考えてる。まずは目を合わせてにこってする。相手が言ってきたらわたしもHiを返す、っていまはやってる。これもなー。慣れてくるのかなー。
名前をやっぱり覚えられなくて、今覚えている人達の名前を、口に出しながらさんぽしてた。けなげ。なんでこんなおぼえられないんだろう。口が慣れていないのかなー。Lとかthとかね。おぼえていきたい。ぐっどもーにんぐ+名前であいさつしたい。
あとはなにをかんがえたかなー。
来る前に想像していたよりも(そもそもそんなにいろんなこと想像してなかったけど)、アウェイ感がしんど~~ってなってる。言葉の壁はでかい。みんながわかることは私にわからない。でも、このアウェイ感、ちゃんと味わえてよかったなとも頭のどこかのわたしは思ってる。身体を張ったフィールドワーク。
「その人が存在している環境で、その人のアウェイ感が減少していく過程は、どのようなものなのか」の実験ができるなこの環境。
アウェイ感:私はここにいなくても誰も困らないな、むしろいることでなにかこの場に対しての不利益を生んでいるんじゃないか、と感じている状況(いま考えた定義)
いやこうやって書くとしんどいな!!!でもそうなんだよなー。誰とも話してないから、ここにいなくても誰もなにも困らんし。むしろ私がいることで、「あ、あの人一人でいる。英語でなんか話しかけてあげた方が良いかな?」って思わせちゃってる。気がする。ってね。これが果たしてどうなっていくんでしょう。ずっと同じ強さで感じ続けてたりしてね。
自分の気持ちもそうだけど、ここにいるうちに、みんなが(特にデンマークの人々が)、障がいを持っている人達とか、社会制度とか、めっちゃ高い税金とか、そういうのにどう感じているのかも聞いていきたいなー。あとは、体感したいね。障害を持っている人達と暮らす、まなぶ、あそぶ、とは。この辺もうちょっと具体的にしていきたい。
そんなかんじ。ここまでで約2400文字。よくかきました。おわり。