自分のアイデアクラッシャー具合に、消えたくなる。。土に帰りたい。。
ここ数年、新規事業の立ち上げを何度もやった。そのときのことを振り返ると、自分がどんだけアイデアを踏み潰していたか、最近しみじみ気付いてしまって、辛い。
自省を込めて学びを置いておく。
アイデアは、「醜い赤ちゃん」。
とってもかよわい!
自分と違った、常識はずれなアイデアが出てきたとき、反射的に「でも...」と否定したくなる。最初の印象で決めつけてしまうことがたくさんあった。
前提、画期的とは言わずとも、思いついたうち、実現されるアイデアはほとんどない。
自然消滅するものもあるし、「じゃあやめる?」となるものもあるし、「無理だああ」と諦めるものもある。
忘れがちだけど、形になった何かは、それだけで尊い。
アイデアは、
完璧なものではなくて、「醜さ」を持っている。
守ってあげないと、育っていかない「赤ちゃん」。
という前提がないと、推進力が気づいたら消えてなくなっている。ゼロイチのフェーズでは、この推進力を保ち続けないと、簡単に頓挫してしまう。
リスクを指摘して潰すことよりも、可能性を広げて育て上げることのほうが、圧倒的に難しくて、価値が高い行為だと思う。
アイデアは、生まれたての赤ちゃんだと思って全力で可愛がって守ってあげて、初めて育っていく。
少しポジティブすぎるくらいに、可能性が一番大きくなるところを想像すると、実現に向けた推進力になる。
なので、論破したくなる気持ちをグッと抑える心構えがすごく大事だなと思う。
この推進の力の反面、「完璧なアイデアだ!!」と盲信しすぎると、その後に現実の壁にぶち当たって挫けてしまう。
そのために、それと同じように「最初のアイデアはゴミみたいなもんだよね」という認識も持っておくことが大事だと思う。
そうすると、醜さを冷静に判断できるし、批判や意見を受け止めやすい。
アイデアと自分を自己同一視しすぎることもないので、誰かを悲しませるかなとか配慮する必要もなくて建設的だった。
けど、これを同時にやるのは、すごく難しい。
なのでアイデアを実現するステップが
発見する→育てる→精査する→実現する
こんな感じだとして、
発見して育てている時は、醜いのは分かってるけど、とにかく愛でて育てる。
その後、精査するときに頭を切り替えて、冷静になってまじまじと見てみる。
というスタンスでやるといいのかなと思った。(それがどれだけ醜くてもやらない理由にはならない)
私はフラットに見ているつもりだったけど、完璧を目指してしまったり、現実を見すぎてしまったり..。
育てていくべきタイミングで、大きくなっていたかもしれない可能性をたくさん潰してしまっていたと思う。
色々書いたけど、アイデアを育てていくときの心構えで一番大事なのは、相手やアイデアを信頼して理解しようとする姿勢なんじゃないかな、、としみじみ思った。
やらない理由を見つけるのは、すごくかんたんだし、分からないことから目を背けることも、すぐやってしまいそうになるから。
何かをしようとしている、そのこと自体へのリスペクトを忘れないようにしたい。
教えてもらった本の忘れたくないやつ。
すでに成し遂げられてしまったものなど、何一つとしてない。世界中のすべてのものは、これから成し遂げられるのを、新しいものに打ち負かされるのを待ち続けている。
最高の絵画はまだ描かれていない。最高の脚本はまだ書かれていない。最高の詩はまだ生まれていない。世界中を見わたしても完璧な鉄道はなく、非の打ちどころのない政府もなく、100%信頼できる法律もない。物理学や数学、また学問の特に先端的な分野は根底から変わりつつある最中だ。
中略
すでに成し遂げられてしまったものなど何一つない。
すべてがあなたの行動を待っているのだ。
ぬあああ頑張りたい!!!あきらめてしまっている何かに希望を持ち続けられるように!今週もがんばる!!!終わり!!