イヤだイヤだ!!
永久脱毛している人を見ると、毛が生えてる方が可愛い、っていう流行りが来たらどうするんだろう、と勝手に心配している。(そんな流れは来ん)
でも少なくとも私は、脇毛が生えていた方が、美しいなって、お風呂で鏡を見ながら、やっぱり思ってしまう。
学生の時は、毎日休まず剃っていたけど、今は一生懸命育てている。銭湯でも、少し恥ずかしいけど段々、慣れてきた。。気がする。。
都会になればなるほど、無秩序なもの、予測不可能で、コントロールできないもの、意図のないもの。そんな「デザインされていないもの」は敬遠されるようになる。
そんな場所で、最後に残る人の意図からはみ出すもの、それが「身体」だと思う。身体だけは、どれだけ排除しようとしても、人であるかぎり、いつまでも付き纏う。
だから、都会では化粧は濃くなるし、毛は整頓されるし、身体をコントロールできてるように振る舞うために、ファッションを纏う。
高級ホテルでは、人工的である象徴のコンクリートや工業製品などをベースに、複雑性を表す植物や自然由来なものを組み合わせて空間をつくる。
管理が難しい無秩序なものをあえて意図に組み込むことで、より安定した秩序を表現し、人はそれに”格式"や"地位”を感じるのかもしれない。
こんな話と繋げていいのか分からないけど、NewJeansというアイドルがすごく好きだ。なんで好きかと言うと、突き詰めて考えると、脇毛剃ってなさそうだから、だなと。(?)
このNewJeansのディレクターのミンヒジンという方が手がける作品に、小学校の時からずっと魅了され続けてきた。SHINee、f(x)、EXO、Redvelvet、、
この方が作るものの核には共通点があると思う。等身大、人間味、自然さ、無邪気さ、親近感。
ビジネスマンのような統率された動きより、10代にふさわしい天真爛漫な姿を引き出したい。小さい頃、女の子も男の子も自分だけの宝箱を持っています。私が作りたいのはそういうものです。
インタビューでこんなことを話されていて、この人は、身体を人の性として愛して、身体に訴えかけるデザインしているんだ、と思った。美しさを感じるものは、どれだけ意図しようとしても、変えられない。
私はデザイナーと名乗っているけれど、だからこそ、正しいデザインをしすぎることに対して、いつも心に問いかけたい。そんなふうに思うようになった。
このHPは、そんなふうに思うようにしながら作ってみた。
これまで、自分らしさがデザインに滲み出てるなあと思うことはなかった。
けど、ここ数年で感じる、「等身大」や「無秩序」に強く惹かれるこの気持ちは、なんだかあらゆるところで滲み出ている気がする。
これからつくるものに、たくさん染み入れさせて、伸ばしていきたい。(脇毛も)
デザインはアートとビジネスの境界にある。緻密さと緩みの間で答えを見つける。秩序と混沌のぎりぎりの狭間。
ミンヒジンさんのすごく好きな言葉。ぎりぎりの隙間、見つけたい!!!
終わり!