良かった。
今の仕事にワクワクしないというメンバーに対して、より抽象度が高いまま課題を与えるようにした、みたいな記事。ピープルマネジメントやプロジェクトマネジメントの観点で課題の難易度を調節することは当然あるんだろうけど、この方は「もっと期待してもいいんじゃない?」と問うている。
抽象度が高い仕事は、解決策が明確じゃないことが多く、不確実性が高い傾向があると思う。この記事を読んで、LayerXさんのEngineering Career Ladderの記事を思い出した。
LayerXさんの記事では「高いグレードに求めるのは不確実性が高いことを任せられること」と定義している。
「仕事を任せる」というと「全部自分一人でやらなきゃ!」と思うこともありそうだけど、紹介した2つの記事を読めばわかるように、基本的に仕事というのは自分一人で完結することはなくて、しかも抽象度や不確実性が高いほどより多くの人が関わることになる。仕事をするえで必要な人も巻き込むし相談もして、よりよい成果を出せるように頑張れるかどうかってところが、任せられるかどうかなんじゃないかと解釈してみた。
あとは、不確実性が高い仕事にワクワクできるかどうかはその人次第なところもありそう。1つ目の記事の現場ではそういう人が多そうだったのかな。もし抽象的な課題を渡されたら、「期待されてる!」と思ってみてもいいのかもしれない。
2記事ともどちらかというと期待する側の視点の記事だと思うんだけど、期待される側の学びもある良い記事だった。