技術書を読む。
しかし、気がついたらTwitterを開いている。なんというか孤独に耐えられない。小説などの文芸なら多様な登場人物が某に寄り添って、むしろ日常より賑やかなものだが技術書となると筆者と某のチャンバラである。
某は腑抜けだ…………すぐに寂しくなってきて、知識の迷宮から飛び出して俗世の空気に触れたくなる。これがシャバの空気か。うめ〜!!!っと、Twitterのおすすめ欄をボォーと見て動物のかわいいお間抜け動画に浸ってしまうのだ。
そこで、ショッピングモールだ。特に土日の混んだときがいい。ベンチに座っていると変わる変わる、さまざまな人が隣に座る。
お子さん連れの家族。
老夫婦。
鍔迫り合いをしているカップル。
孫を嗜める祖母。
なんか一人でいる幼女。
いろんな人のいろんな日常が通りすがって去って行く。その隣で某は技術書を読むのだ。
Twitterのタイムラインのように無造作に流れる誰かの人生に耳を傾けながら、ストラテジーパターンの勉強をする。
孤独によって本を閉じることもない、雑多な声は誰も某を気にしてないから読書を中断されることもない。
ううーん、なんて良いところなんだろう……毎週こようかな!!
渋滞がきついけどね……