「エモい」という言葉、便利だけど使いどころはしっかりと判断したいと思っている。
ググって一番最初に出てきた「エモい」の定義は【心が揺さぶられて、何とも言えない気持ちになること】ということらしいが、要はこの「なんとも言えない気持ち」にきちんと向き合いって言語化したいという意識である。
なんとも言えない気持ちを言語化するために文学って大事なんだろうなと思っている。それを視覚的に表現するのが美術で、音に乗せるのが音楽。僕はバリバリ理系の勉強ばかりしてきたから、そのいずれも鍛えてこなかった。言い訳にしか過ぎないけどもったいないことをした。悲しい。
文章書くのは好きだしそれなりに得意な認識ではあるけど、それはロジカルに、分かりやすく、誰が受け取っても一意に伝わるという、論文やレポート執筆に必要なスキルであって、豊富な語彙で感情を表現するものではなかった。
自分の中に生まれた感情の正体は、自分にしかわからないのでそれを高い純度で共有するためにはその感情と向き合い表現するしかない。
とはいえ、「エモい」を否定している訳ではない。コミュニケーションする上では便利だし、清少納言もいとをかしって言ってたくらいだし。