悲しいことに働きだしてそこそこ経つのだけど、ここ一年と半年?くらい、初めて医者にかかるレベルで精神を病んだ。
この春からまた職場が変わって、探り探りではあるけれどなんとかやれていて、大分精神的にも回復してきたので、一体何がどうなったから精神的に参ってしまったのかを考えておこうと思う。
①一緒に仕事する人に対して恐怖を抱いていた
いやもうほぼ結論これかもしれない。ごめん。①とか言ったけどこれしかないです。
期間中必ずそれに当てはまる人がいた。直上の上司だったりそうでなかったりはしたけど、契約上できないはずのことを平気でやらせたり、できないものですと伝えたら音速で脅しにかかってきたり、あとから考えたらセクハラモラハラでしかない言動もあった。
共通してたのは仕事を丸投げしてきたり、任された仕事の確認依頼をしたら「できてない」「見るに耐えない」など感想というか悪口を一言言われて終わりだったり、どこをどう直せばいいかを聞いても「知らない」と一蹴される始末で仕事にならなかったり、結局そのまま放り出されて本来しゃべる役割ではないはずなのに顧客との対話を全部やらされたり、色々あったけど、とにかく突き放されて知らんぷりされて、蔑ろにされたことだった。
これが本当にしんどかった。それって自分ひとりでなんとかせねばならないわけで、私はそこまで仕事ができる方ではない。
誰か一緒にそういったことを分かち合える同じ立場の人がいればよかったのだけど、いなかった。
いなかったというのは本当にひとりぼっちで仕事していたからという時もあったし、同じ立場の人がいるはずなのにその人に「あ、この人に丸投げした方が楽だ、逃げよう」をずっとやられたりしたからだった。後者の時は随分私も怒ったけど、結局その人の逃げる癖は治らず私が潰れかける羽目になった。
まあ、ここまで書いてきて「いやお前にも問題あったんじゃね」の声もありそうな気がするが、そりゃある。あると思ってる。でもねえ、やることはちゃんとやってたんだ。毎日泣きながら、怒鳴られる理不尽なことを言われる恐怖でいっぱいのまま仕事をしていた。職場における人間関係問題はその人自身の責任もあると思うけれど、もう無理だった。私よりひとまわり以上年上の怖い人たちに怖いですなんて言えなかった。
翌日や翌週の仕事がどうなるのかさっぱりわからなくて、すべて自分で決めねばならず、周りからは「ああ、こいつに投げれば返してこないな、楽できていいな」と思われている。
ずる賢い人間が苦手なのだ。こちらを蔑ろにしてくるから。
それはひとえに私がそういうののカモにされるからで、ならば自分も他人を騙すような手口で仕事を減らしたり楽したりすればいいのかとも考えたことがある。
結論、それは無理だと思った。
こんな人間だけど私は一応真面目に仕事をこなすことだけが取り柄だと思っている。だからそんな卑怯な、他人を困らせるようなことは極力したくない。
他人を蔑ろにするようなことを仕事もそうじゃない時もしたくない。難しいしできているとはあまり思ってないけど、これまでやってきたことにも嘘をつきたくないので、やっぱりこのポリシーは捨てられない。
正しい職場とは何かを考えられたという点ではよい経験だったが、あんなんもう二度とごめんです。仕事や職場の人間に対して恐怖を抱いたら仕事にならない。はやめに逃げる支度をしましょう。あなたを蔑ろにしてくる人間はあなたが壊れても何も償ってくれないから。