この投稿、Youtubeやコンテンツ系は「受動的な遊び」で、本・お絵かき・ゲーム等は「能動的な遊び」だから、後者の方が大事だよねという話。
5歳娘のいる自分も全面的に同意で、何なら比較的厳しく「受動的な遊び」を制約している方だが、あえてトレードオフを語りたいと思った。「受動的な遊び」には、その特性により確かに解決している問題があり、それを言語化したい。
超簡単にいえば誰でもわかるとおり親の大変さを解消してくれるのだが、その効能は想像よりも真っ当なものだと思っている。
まず「能動的な遊び」を期待するには、以下3つについて、最低限の状態を子供に取得してもらう必要があると思っている。
知能
忍耐
安全管理
知能は、特に言語知能を指している。ひらがなやカタカナを読めると、ひとりで出来ることは広がる。絵本や図鑑もそうだが、説明書が読めるとちょっと難しい折り紙やおもちゃの組み立てもひとりでチャレンジできる。
忍耐は、暇に耐えられる精神力である。ひとりでいることに対して、グズらず、癇癪を起こさず、泣かないこと。暇であることを受け入れられる状態が「能動的な遊び」のスタートライン。
安全管理。これが見過ごされやすいが最も重要イシューだと思っている。受動的な遊びに危険はほぼ無い。およそ所定の位置から動かず座っているだけなので、親は目を離していても「安全でいてくれる」のだ。対して、能動的な遊びには危険が伴う。乳幼児であれば何かを飲み込んでしまうかもしれないし、変なところに登ってケガをしてしまうかもしれない。外であれば尚更、知らない人から声をかけられたり、入っちゃダメなところに入ってしまうかも。受動的な遊びにはその心配がないため、幼児期に重宝される。
言い換えると、「受動的な遊び」は上記が不足している状態・時期を補って「ひとりで安全に遊べる環境」の提供役割で保護者に雇われるのだと認識している。
5歳半の女児を育てる自分の実感として、上記の条件は徐々に満たせてきている実感はあれど、完全ではない。特に外のひとりあそびなんて進捗0。(キャンプ場や公園など安全な場所なら可能だけど、目は離せないしまだ離すべきで無いと思う)
結論振り返って、特に小さい3歳くらいまでのタイミングで受動的な遊びに助けられる要素は十分にある。もし自分が第2子を設けることがあれば、一定頼るだろう。
能動的な遊びを期待するのは、知能・忍耐・安全管理が揃い始めたタイミングで良いし、「受動的な遊び」に頼っている親または自分を責めなくていい。それぞれの好みの応じて、チューニングしていけば良いと思っている。