大人になってから出来た友達

aine
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先日飲み会で、「大人になると、職場以外で友達作るのって難しいよね」という話になった。一緒にいた同僚はスポーツを通すと関係性は作りやすいと言っていたけど、自分は習い事などで積極的に話しかけられるタイプではなく確かに難しいと思った。

大人になってから友達は、新しくできるよりむしろ減る方が多いと思う。減るというか、お互いの人生のタイミングがあわずに、なんとなく徐々に距離ができる。嫌いになったわけではなくても。

そんな中、大人になって職場以外で出来た友達がいる。育休中に出会った"ママ友"の2人。出会いから5年経つ今も、数ヶ月に一回は子供を連れて会い、近況報告をしあっている。自分はこの5年で3回引っ越している(!)ので、常に近所に住んでいたわけではない。友達も一度海外に住んだ。それでも、ありがたいことに関係性は続いている。

きっかけは、地域の子育てサークル的なイベント。家も年齢も近く何となく話がはずみ、他の遊び場や互いの家で会うようになった。

3人とも初めての育児で右も左もわからず、度々会ってつらみを共有し、励まし合った。離乳食づくりがしんどくて、3人分を大鍋で作って分け合ったり。支援センターから夕方バイバイをした後、「やっぱりつらくて家帰れない」と連絡があってすぐ会い直したり。職場復帰後は、子供と2人の夜がつらくて何度もその日に連絡をとり夕食を共にした。一度、子供をみてもらって3人で日帰り旅行もいった。帰りの新幹線でベロベロに酔っ払ったけど、めちゃくちゃ楽しかった。色々協力したことはあるけれど、結局のところ孤独な育休中、2人とお喋りできることに本当に救われていた。

あの頃に比べると会う頻度は落ち着いたけど、やはりハードな0歳〜1歳の時期を一緒に乗り越えたことが会い続ける理由になっている気がする。

今日、久しぶりに3人揃い、昼からワインと美味しい料理をいただいた。少しずつ大きくなった子供たちの写真を見返しているうちに、写ってない母たち側の様々な思い出がよみがえり、この場所に書いてみた。

冒頭書いたスポーツの話、つらい瞬間を乗り越えるという意味では育児も近いものがあるのかもしれない。いくつになっても、あの時は大変だったねと笑い合えたら嬉しい。