上京した母について行くかたちで、新橋演舞場に歌舞伎を観に行った。
演目は平家女護嶋(へいけにょごのしま)。11時半に開演し、お昼の30分休憩を挟みつつ終演は14時50分。3時間超えの尺である。
正直長いと思ったけど、イヤホンガイドに歴史的背景や台詞の解釈などを補足してもらったのもあって、なかなか楽しめたと思う。
あと隣の娘が周りに迷惑をかけないかとヒヤヒヤして忙しさはあった。オペラグラスの使い方を注意したり、静かにしてとコソコソ計20回くらい言ったり…。ただウネウネしながらも途中退室なく最後まで3時間なんやかんや観ており、やるなぁと思った。帰り際まわりのお客様に「しっかり見ててすごいねぇ」なんて褒められたのだから、マナー的にはギリギリセーフということか。新しい機会を提供できたのはよかった。
舞台には、海老蔵(今は團十郎)とその子供2人がばっちり出ていた。子供は思ったより大きくて、すでに素晴らしい演者だった。歌舞伎は初めてではなかったけど、なんとなく知っている人が出ているとまた関心をもってみられる気がする。(そういえばこの一家には、昔海外の小さい観光ボートで乗り合いになり、お付きの人とお喋りしたことがあることを思い出した。)
幕間30分のお弁当が、なんとも特別感があってよい。娘はカツサンド、私は幕の内弁当にした。
よい体験になったが、良い席はフラッと来れるお値段ではない。次は5年後くらい?また娘が大きくなったら来たいと思った。