頼むよ来年も

aiohzeki
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2023年を振り返る体力はないけど、書いておきたいことがある。

私は来年も、その先も、できるだけ多くの人が平和に暮らすことができるように、私に出来ることをしていきたい。

これは良心とか道徳心とかから来るものではない。

エゴだ。

私のジェンダーと性的指向はまあ少数の方に属しているので、そういう意味での人生での困りごとは、そうでない人よりも、ある。

けれど、ここまで生きてきて、周りを広く見渡せるようになればなるほど、「私は本当に恵まれている」という思いが強くなってきた。

今、不自由なく暮らして、こうしてゆっくり文章を書いていることこそが、それを表していると思う。

この「恵まれ」の大半は、私が選択していないものでできている。

恵まれてしまっている。不自由なく生きてしまっている。何かを選ぶことができる立場にいてしまっている。

大変な状況下にあらざるを得ない人たちを傍目に、そう感じることが多い。

いやでも、なんでだよ。なんで私がそんな風に引け目を感じていなければいけない?

私以外の人もみんながみんな幸せなら、私も私の幸せを思いっきり満喫できるのに。

と思う。

すごくよこしまだけど、根底にあるのはこんな感覚だ。

私の幸せは、他の人が不幸せである以上、ぜんぜん完璧ではない。

(幸せというとふんわりしすぎだけど、個人の基本的人権が守られていて、健康で文化的な最低限度の生活が保障されていて、社会や他人から理不尽な扱いを受けていないとかのやつです)

これは私個人の感覚の話で、読んだ人に、あなたもこう感じないなんておかしいんじゃないですか?みたいな事を言いたい訳では決してない。

ただ、

今の社会のままなら、私は一生心から幸せだと思えないだろうし、何なら戦火かヘイトに巻き込まれて死ぬだろうなという気さえする。

ということを書いておきたかった。

冷静に、割と本気で、そう思う。

だから、そんなことで死にたくないので、出来ることをやっていきたいです。

おわり