卒業制作展で大変な目を見た話

aiueo700
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僕はこの春専門学校を卒業します。卒業する際に卒業制作を出せなければ卒業できないという学生最後のイベントがあります。制作自体はグループワークで制作しました。その時に感じたことをここに残すことにしようと思います。誤字や乱文失礼します。

まずグループ決めの段階から始まることですが、まずはグループ決めからこの未来創造展は始まりました。グループ決めは、学生がリーダーにふさわしい人を何人か推薦するところから始まり、投票によって 7 人のリーダーが選出されました。

その 7 人のリーダーは別の教室に移り、クラスの人をグループに引き抜くためのドラフトをしました。その結果 7 人のリーダーとそのグループが比較的公平(仲のいい子が集まる)な結果になりました。ですが、ある一人の学生が、こう提案したのです。

”僕はリーダーをやりたくありません、なのでリーダーを辞退します。ですが、リーダー間の移動が可能であれば、リーダーを続けてもいいですよ”結果から申しますと、この意見が通ってしまい、仲のいいリーダー同士でグループが固まってしまいました。これにより、リーダーが不在のグループが3グループほど出てしまい、リーダーがメンバーをクラスから引き抜いてグループが既に出来たにもかかわらず、そのグループを放置してリーダーが不在のグループが出来てしまってのです。

これについて問題点があると感じました、まずは、一度グループ決めのルールを作っていたにもかかわらず、一人の生徒の意見でそのルールを変えてしまった、リーダー間の移動が可能になったことでリーダー不在のグループが出た、この二つの問題点がありました。一度グループ決めのルールを作っていたにもかかわらず、一人の生徒の意見でそのルールを変えてしまった。これについては、何故か分からないがたった一人の意見が全体に影響を及ぼすほどの意見なのにもかかわらず、許してしまったことで、いい思いをする人と良くない思いをする人が出たことが原因です。

もちろん、提案した学生はリーダーに選ばれた立場で、リーダー間の移動が出来ることにより仲のいい子たちとグループが組めることのメリットがありますが、リーダーに選ばれた人以外の9割近くの人たちは自分でグループを組むことが出来ないので、あまり者の、リーダーが不在のグループに割り当てられてしまうリスクが生まれました。

もちろん、この影響を考えれば、幸せになる人よりも不幸せになる人のほうが多いので自分勝手な意見だと理解することが出来ますが、この意見が通ってしまったがためにあまり者グループが存在してしまい、そのグループに割り当てられた人の多くはこういった不満を持ちながら半年間を過ごすことになります。

ここまで、あまり者の、リーダーが不在のグループに割り当てられてしまうリスクが生まれることによる大多数の不利益について書いてきましたが、実はこれが良しとされる場合もあるので説明しようと思います。

それは、リーダー間の移動によって作られたグループは、リーダー間の移動が出来ない時のグループよりも、強い力を持ったグループができやすいという点です。これについて、メリットとデメリットを説明します。メリットは、この未来創造展は様々な学科がグループを作り、作品を出展する展覧会ですが、賞というものがありこれは、審査員が選んだ優秀な作品が賞に選ばれるわけなのですが、リーダー間の移動によって作られたグループは、リーダー間の移動が出来ない時のグループよりも、強い力を持ったグループができやすいという点を考えると、

賞を取る確率が、クラス単位で考えると高くなると考えられます。この賞が取れる確率が高くなって得が出来る人はリーダーに選ばれた人と、賞に選ばれることで優秀なクラスを担任したという実績が残る担任の先生です。これがリーダー間の移動によって作られたグループは、リーダー間の移動が出来ない時のグループよりも、強い力を持ったグループができやすいという点のメリットです。

デメリットは、もちろん、リーダーではない生徒でも運よく力が強いグループのメンバーに選ばれればこの恩恵を受けることが出来ますが、リーダーではない生徒はグループメンバーを選ぶことが出来ないので確実に恩恵を受けれる所か、あまり者のグループに割り当てられるリスクもあるわけなのでいい案とは言えません。

ここまで、メリットとデメリットを説明してきましたが、何故一度グループ決めのルールを作っていたにもかかわらず、一人の学生の意見でそのルールを変えてしまったのか。

僕は合理的に理解することが出来ました。

まず、一人の学生というのはリーダーに選ばれた学生でした。

そして、その意見を採用したのは担任の先生です。

この両者には、賞を取る確率が高くなることによって、明確にメリットのみを共有できる共通点がありました。もちろん、普通に考えれば、大多数の人に不利益が生じるわけなので、リーダーに選ばれた人以外の承認を得るか、どちらかが自重するべきなのですが。自分さえよければそれでいい、という考えで、その後の展開にたいする対応策もないまま、幸せになる人よりも不幸せになる人のほうが多い意見が通ってしまったがためにあまり者グループが存在してしまい、そのグループに割り当てられた人の多くはこういった不満を持ちながら半年間を過ごすことになる結果になってしまったと感じました。

そんな中自分はリーダー不在の中、副リーダーをやらざるおえませんでした。ここまではよかったのですが、ぶっちゃけこのグループで最初開発をするとなった時は「終わったな。卒業できないな」と思いました。素直に。でも、その中でも同じ目標(ギリギリで卒業する)という仲間がいたので何とか作品を完成させることができたと思います。最初 9 月時点は各個人の役割分担ができていて何とかなるわ!とタカを括っていました。この『幻想』は儚くとも 1 ヶ月後には影を落とすことになりました。

最初にグループメンバーが自分の役割をわかっていないという事態になりました。彼らのヒヤリングや適性を見て役割を判断しました。普通の人間だったら少なくとも自分の役割を理解しているはずです。なのに彼らは役割を伝えたのに理解ができずにずっと開発に参加できない状況を自ら作っていました。基本的なことができない彼らはもしかしたら「人に擬態した何か」なのかも知れませんね。

そんな話は置いて、開発をしないと卒業できないのです。当然役割をわかっていない人間は何をやればいいのかもわかりません。たとえ 1 から丁寧に教えたとしてもわからないと言います。そこで理解しろとは言いませんが、何かしらのアクションを起こさないと前には進めないです、とても憂うことにこの状況は解決しなかったです。そうすると必然的にやってくれないメンバーを捨てることになります。この状況は間違いなく「現代版姨捨山」です。時には 担当している先生に今稼働人数が3人しかいないので一人当たりの作業量が大変なことになっていてとてもじゃないけど終わらないことを伝えます。

世間でいう僕らは人生の夏休みです。卒業制作はしないといけないのは重々承知ですが、僕自身、就活が終わっていなかったので就活や生活費を賄わないといけないのでアルバイトや学外でのインターン活動をしないといけないのに学校の行事に全日程が引っ張られて思う存分にやらないといけないことや学生時代にしかできない経験を「やっていない人たち」に取られてしまったのです。この事を担当の先生に相談しても「振られた仕事について対応するように指導しました。」と返ってくるばかりで指導としては不十分と感じざるおえませんでした。卒業制作をやる時点でスケジュール表や計画について課題としての提示を受けて提出をしてあるので「〇〇のタスクをやればいいのではないか?」や「資料を作る」みたいな簡単な仕事を割り振れたはずです。それをしないのなら、ただ見守るだけなの学生でも馬鹿でもできます。

一方大学では、卒業要件の単位数を取得して卒論を出さないと卒業できないという学部が大多数です。なのに卒業制作に一ミリもやらないと言うのは本当に単位を取得して卒業要件を満たせているというのですか?僕は満たせていないと思うのでもう一回四年生をやればいいと思っています。なので 60 点の人は一律で 1 人の力で作品を完成させて提出できれば卒業をさせればいいと感じました。

極め付けは相互評価で後期の点数を決めるという点です。僕自身「嫌われ役」を買って出ていたのでグループでの評価が悪いことは重々承知でしたが、自分が出来ないながらもしっかりとプロダクトを回していたという自負がありました。なのに一緒に開発したメンバーと比べて低い値になっていました。そんなにしていないように見えましたか?

GitHub の Insights を見てみましょう。一番やっているのは僕でした。

誠に遺憾です。頭に来ました。さすがに。

@aiueo700
記事書くと金になるんか!