無題

かに
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先日ツイッターを眺めていたら "あの時嫌だった"というような感情の後出しを批判するような投稿を見た。軽く目を通してどこかに流れていってしまったので全く見当違いなことを書いていたら申し訳ないけど、それ以降ずっともやもやしているので今の気持ちを書き殴る。

言われる側からすればどうしてその場で言ってくれないの?と思う気持ちはすごく分かる。自分も同じ立場になったらそう思うだろう。でも、その場では嫌だと気付けなかったり、一度や二度なら良かったことを繰り返していくうちに嫌になることだってある。私の性格が捻くれているからなのか 自分の気持ちを勝手に他人任せにしておいて後から被害者ぶるなというように読み取ってしまったのだけど、こちらだって被害者ぶろうとしているわけではない。

結局のところ 自身の経験で培われてきた価値観が自分にとっての"普通"になる。人によってその"普通"が異なることは分かっていても、人生一周目の人間には他人の気持ちを全て理解することなんてできない。他人はおろか自分の感情ですら全ては理解できていないかもしれないね。

そんな自分の経験や感情というフィルターを通して見る世界はどうしても主観的になりがちだし、その瞬間の相手の感情や事情を考慮したところでそれが正解なのかは相手にしか分からない。だから自分の感情を人に話す時は基本的に被害者の立場になりがちになるのでは?と常々思っている。

まあ、みんな誰しもが自分が一番可愛いから自分が正しいと思いがちだし、他人を傷付けたことより自分が傷付いたことの方が気付きやすいのも仕方のないことというか 人間ってそういう風にできてるんだろうなと最近思い始めた。だって後出しするなっていう人だって人を傷付けたことに気付いてないってことじゃん。本当に人間は愚か。

コミュニケーション(主に発話)が苦手なことを自覚しているので、痛いところを突かれたというか 図星だからモヤモヤしたりこうやっていろいろ考えているんだろうな。口の立つやつが勝つってことでいいのか、理路整然と話せない自分にとっては本当にこの一言に尽きる。