まえがき
前日に浮かんだことを予め書くのはルール違反だよ。と自分を戒めるためだけの前書き。
朝
アジア系民族が作った土偶のようなものを誤って破損してしまい、その直後に人型の黒い影に呪い殺される夢を見た。死ぬ夢はよくあるけど呪い殺されるのは初めて。黒い影が現れた途端に視界がモノクロになった気がする。粋な演出ですね。
バレンタインの情報がよく視界に入ってくる、多くの人が共通で認知しているイベントに参加することも人間性を獲得する手段だと思う。それくらいの前向きさはまだ示しておきたい。大丈夫になれる機会。
カラスがパンを咥えて飛び去って行くのを見て、 いいな と思った。カラスにはカラスの苦労があるんだろうけど、そこだけを切り取って見ると いいな と思える。独自の身体能力だけで空を飛ぶ生き物は身近にたくさんいるけど、それを見て 私にはできない を自覚することが多いから、空を飛びたいという欲求は断続的に続くのかもしれない。
今日も不幸ですという顔をしている人にしか優しくしない奴らのために、3割増しで不幸なフリをする。元々優しい人からは徴収しない。
昼
メモリが不足しており、頭が回らない。そもそもスケジューリングというのは余裕がある前提だろという持論。〆切までに間に合えば過程や方法などどうでもいい。シェフの気まぐれでオードブルのあとに急にカレーが差し込まれてもいい。真面目な議論をしている最中に急にカレーを両手に持って周りをウロウロしてもいい。
『逼迫』という言葉を使いそうになって、先に『逼迫』の意味を調べた。合っていた。『逼迫』という言葉は結局使わなかった。
短時間で『まだこんな時間?』と『もうこんな時間?』が発生して、時の流れに裏切られ続けている。結局やることが片付いた時が本当の終わりなので時間をもって終わりを告げられることはない。7つのラッパ。終末。
夜
水を大量に飲むという行為だけ唯一がんばっている。結構しんどい。人体の半分以上を占める水分を更に補填することでほぼ液体同然の生き物として生きる道を選んだ。
4車線ある道路をトコトコ横断する猫、はらはらする。都会の猫は雑踏に慣れているので全然急がないんだな。
仕事の成果に応じて陣地を奪い取ることができるシステムだったらめっちゃ頑張る。オフィス全体の半分くらい手に入れたらど真ん中にクヌギの木を植えたり非常口の前にグランドピアノ3台くらい積み上げたり床全体にめっちゃどんぐり撒いたりしてやる。私の作業スペースには防音室を設置する。優雅なオフィスワーク。
肩パンって動物以下の文化じゃん。
席を譲るという欲望を満たすために席に座るヒト。
今までは思考を散らかして片付けずに立ち去るという行為に耽っていたのに対し、今は自分が何を思考していたかを何度も反芻する。その言葉よりこっちの方がいいんじゃないのと過去の私に指摘をする。他人にあれこれ言うのは気が引けるし自分の好きなようにしたらいいに帰結するけど、私自身に対してだけ強気。内弁慶。
弁慶の泣きどころ⇄義経のギャグセン
あとがき
視覚情報を始点にしてふわふわとお気持ちを浮かべたり、お気持ちを始点にして虚言に向かっていったり。無理に思案を捻り出している感が否めない。目的と手段が入れ替わることは世間的には悪とされていることが多いけど、それがよかったパターンとかないのかな。
よくわからない燃料で稼働しているので向かう先もよくわからない、まぁ、その時々の私が好きなようにしたらいいよ。突き放しているわけではなくて、もうしばらく経過観察しましょうという診断。