聖杯『君の願いは聞き入れられた』
この投稿の翌年4月、本当に鳥がリストラされて犬になりました(偶然)
現在は犬でもなくX。なんだよXって。
そんな感じで様々なSNSを渡り歩いたオタクの所感を書き殴っておきます。
SNS放浪記
TwitterがXになる前から他のTwitterライクな短文SNSを探しては登録を繰り返してきたわけですが、どこもユーザーが増えると悪い意味でTwitter化するという流れから逃れられません。
ユーザーが少ない分散型のサーバーにも居住地を構えましたが、こちらは村化しているのでそこに迎合出来ないと淘汰されます。例えば「苦言を呈するときはソース元を隠す」みたいな暗黙のルールがあったとして、ソース元を公開して教えたりすると普通に怒られます。「えっ何の話?」という人には「いやいや知らない方が良い話だよ」と返すか沈黙を貫くのが正解なのです(TwitterでもRTせず言及するという配慮ありましたね。意味ないですが)
そういう暗黙のルール(言い換えると配慮)がユーザーが少ない時点での治安が良い・居心地が良いを形成しているとも言えます。愚痴とか暗い話は隠すとかですかね。ここからユーザーが増えてくると村社会ルールは薄れてTwitterと雰囲気が似通ってきます。
新しいSNSが生まれたときは『都会から田舎にあこがれて引っ越してみたものの、田舎特有の隣人との距離の近さに上手くいかなかった人』になりがちなんですね。逆に初期の雰囲気が良かった人は新規流入で都会になったことにより居心地が悪くなります。運よく田舎のままだったとして今度は住民が減り続けて限界集落化しサーバー維持・サービス維持ができなくなるという危険もあります。
2017年頃に遊んでいたmastodonの小さなサーバーはいつの間にか消えていました。
結局Twitterがまだ最大手なのはそういう理由ではない
もちろん雰囲気が合わなかった・新サービスの使い勝手が悪かった、で出戻りした人もいるでしょう。ただほとんどの人はそんな手間をかけず仲良いフォロワーが移動したら考えよう程度でアカウント作成はするかもしれないけれど、完全に移動しようとはならないです。両方見るのは面倒ですし。
短文投稿サービスはコミュニティごと移動にならないと大移動とはならないですね。創作するヲタクだけ移動しても見に来るヲタクも移動しないと盛り上がらない。それこそ凍結が頻発してどうにもならなかったであろう美少女イラスト界隈だとかケモナー界隈の離脱をよく見かけました。すけべは人間を引越しさせる。
本当に使えなくなるまで別の場所にとはならないものなのです。
RT機能は失敗だったと思う
そもそもイーロン・X・ツイッターより前のTwitterに戻ってほしい層はRT機能を無くしてほしいとかフォローフォロワーが見えないようにしてほしいとか思わないです。
移動を考える人は
Twitterの機能(広告が多い、おすすめを見せてくる、アプリが見づらい、アルゴリズム等)が嫌
スパムが多いのが嫌
Twitterでの話題(炎上、政治、デマ、愚痴、学級会、自治等)が嫌
こんな感じでしょうか? 1の人は他に行っても都会的、俗にいうドブ川を好むのである程度一斉移動が起きれば次のTwitterを作れます。2の人も移動で結構満足できるかもです。スパムはPCウイルスと同じでマイナーなところにはほとんど現れないですし、モデレーションがしっかりしてるところはそういう心配はあまりいりません。
問題は3の人です。
3の人は人が多く集まると同じような話題に出会ってしまいます。政治の話題や自治を禁止する規約があっても(その規約自体かなりパワーワードですが。政治経済の話題禁止って。)Twitterと同じような機能を有してる以上、悪意有る無しに関わらずデマやら学級会やら議論やらクソバイスからは逃げられないものです。人間だもの。
インターネット賢人はバズってる話題には触れるなと言います。この人また生成AIの話してる……ってなっちゃいますから。
そういう意味で同じ話題を拡散増幅させるRT機能は人類には早すぎたんじゃないかなと思うわけです。これを言い始めるとSNS普及自体ディストピア行きだったと思わんでもないですが(元も子もない)。
それはそれとしてポスト収益化はもっと失敗だと思う
そもそも人間がいない。
収益化を狙うインプレゾンビ(bot)が話題に群がるのでトレンドになったころに検索に引っかかるのはスパムばかりです。迷惑なことに有料サービス利用者がリプライ欄で優遇されるので、トレンドに乗ったポストでしのぎを削る課金ゾンビだらけになってしまった。
botを学習したbot、AIを学習したAIがどこに行きつくかは不明だけど、人間はTwitterとは全く違う場所に行くのが進化なんじゃないかなと思うのです。
そう、しずかなインターネットならね😉