オタマトーンとの出会い

akareyto
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その存在は知っていました。愛らしいフォルムと愛嬌のある歌声。

でも遠くに住む人(人?生き物?…楽器!)だから私には手の届かない存在、そう思ってた。まめも部長によるオタマトーン『君をのせて』の演奏を聴く日まで。

この数ヶ月間、通院とごく近所の散歩以外ではほぼ外へ出ない生活を送ってる。持て余した時間でSNSをやったりニュース記事を読みあさったり。インターネットがあってよかったなと思う反面、そこで目に入るニュースや人々の諍いで心乱されることも多かった。

そんな時、blueskyのTLはダジャレや5歳児が喜びそうな下ネタ満載でいつ見ても楽しい。自分が書きたいことを好きなように書いていてクソリプが飛んでくることもない。意見の違うことがあっても言葉遣いさえ気をつければ対話が成り立つ。ほんとに新鮮だった。

でもその日の私はなんとなく気分が沈んでたんだと思う。気持ちが暗くなるニュースを見かけて、そこから頭を切り離すことができなくなってた。

そこに流れてきたのが『君をのせて』でした。

https://bsky.app/profile/mamemomonga.bsky.social/post/3k7b5fbcbhi2o

聞き始めて最初の数秒で大爆笑していた。全部聞いて、もう1回頭から聴いた。また聴きたくなるに違いないとダウンロードもした。

オタマトーンだったからだと思うんです。あの絶妙に音程の外れた、それでいて心を揺さぶる音。よく知った『君をのせて』の旋律なのに、全く違う曲みたいにただただ笑い転げてた。

あの日に耳にした音の中で一番私の気分を明るくしてくれたオタマトーン、その後も日をおかずにまめもさんがポストしてくれるのでその度に大笑いしながら腹筋を鍛えた。

「オタマトーン部結成が待たれる」と返信したのは何曲目のときでしたっけ。そのころには日本から取り寄せてでも手に入れる気満々になってた。こんなに素晴らしいもの、手元に置いておきたくないわけがないじゃない?

こうしてオタマトーン部結成となりました。(私の勢いに押されて)部員も少しずつ増えた。部員名簿などはなく正直どなたが正式に加入してくれているのかも定かではないけど、とにかく部室(?)があってたまにでも人々が覗いてくれてる。「オタマトーンを買った」っていう声も聞く。

めでたい!!

いつかみんなで合奏しようね!!!