「演奏会の反省」12月3日(日)

赤たくみん
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定期演奏会だった。連弾7曲一冊分を僕と7人で、30分間ぶっ通しで演奏した。

譜めくりトナカイと連弾相手7人と僕(一番右)

意外とそんなに疲れなかった。もう4年生だから舞台に慣れてしまったからなのか、ここ2ヶ月ぐらいずっとこればかり練習していたからか、連弾だから味方が隣にいて心強かったからかわからないけど、成長したんだと思う。惜しいミスが多かったのが悔しいけど、概ねうまくいったし何より楽しかった。

おそらく大学生活の中で一番頑張ったのではないかと言えるぐらい大変だった。

ピアノを弾くときに最もしんどいのは譜読みで、手が思うように動いて曲になるまでにとても労力がいる作業だ。一曲でもしんどいのに、約90ページ(連弾なので実質45ページ)分の楽譜を読むというのは気の遠くなる話だった。でも、何回もやっているうちにだんだん反射的に弾けるようになるのに分量は関係なかったらしい。継続の力ってすごい。

これは自分がすごいのではなく、時間をかければなんとかなるということが分かっただけだと思う。諦めずにやり続ければ曲としては最低限完成するらしい。上手い演奏を目指すならもっと要領の良さやセンスだったり、練習もただ何回も弾くんじゃなくてどんなことに気をつければ良いか、何を目指せば良いのかなんかを考えてやらなきゃいけない。

僕はそれを質より量で誤魔化してきたのかもしれない。一曲だけでエントリーしたら質の低さがバレてしまうので、一冊分というインパクトで、しかも連弾で他人の力を借りて誤魔化した。楽しかったけど、重箱の隅をつつくことから逃げてしまったのも事実である。量をこなすことの効果は実感できたし、自分に自信がついたので、次は質を高めることを目標に頑張りたい。これはピアノだけじゃなくて他のことに対しても。

とはいえ量を増やさないことには始まらないのだけれど。