過去に撮らせてもらった写真達を巡る時間と昨年末から向き合い、振り返る日々でした。
写真を見ても全然色褪せない。
いまだにずーっと心にある風景ばかり。
これからもずっと私の中で色褪せない。
先週末に再会した方々との時間もまた、色褪せない風景としてずっと瞼に残っている。
これからもずっと。
写真は思いと時間を紡いでくれるものなのだと改めて思う。
撮りきれなかった人も景色も振り返ると多く、一瞬も見逃してはいけないと猛省。
会える時に撮らないと。
奥田さんとの出会い
振り返れば奥田博伸さんとの出逢いの発端は、私が奥田さんのお父様から大学でシルクスクリーンプリントの技術を教わっていた事から始まる。
大学を卒業して社会人になり数年経ち、オリジナルのシルクスクリーンプリントの布地を作りたい思いがあり、大学時代の奥田先生を思い出し、奥田染工場の門を訪ねてから。
それからというもの、奥田さんと奥様と、そしてご友人と一緒にこんなに楽しい時間を過ごさせてもらえるなんて想像出来ただろうか。
各地方のテキスタイルの産地へ行ったり、つくるのいえでみんなでボードゲームをしたり、展示会を開いて頂いたり。川でみんなで泳いだり、坐禅もしに行ったりもしたね。
楽しい時間も、大変な時間も、みんなで一緒に過ごせていたね。
喧嘩もしたし、沢山笑い合ったりもしたね。
いつも真っ直ぐ本気で柔らかく、時に厳しく向き合ってくれた奥田さん。
奥田さんは、いつも悩み事がある時も、楽しい事がある時も「あきさん、どしたん」と、話を聞いてくれた人。
沢山の人と人をつなげて、関わった人の人生をより豊かにしようとしてくれていた人。
ものづくりに対する熱い想いと、人との輪を大切にするポリシーを持っていた人。
規模は計り知れず、彼によってどれだけの人が多くの好機に遭遇されたのだろうか。
つくるのいえの名称はバウハウスが由来だなんて、とても印象的で。素敵なコンセプトのもとにつくるのいえは生まれたんだね。
ありがとうの会
この週末、あなたの為に日本中から奥田さんの友達が集まってくれたよ。
私は久しぶりに会える方ともお会い出来て、また人と人を結んでくれていた、と思ったりしていた。
また、そういった方々が多くいらっしゃる光景も沢山お見かけしたよ。あなたの意志を大切にしている人が、また新たな出逢いを紡いでいたよ。
私はずっとありがとう、って言い続けるよ、奥田さん。
本人にも伝えてるけど、いつも沢山の人達と話をしている人だから。気づいてもらえるようにここにも残してみます。
友人でもある奥田さんの奥さまの優しさと強さにも心打たれた。奥田さん、こんな素敵な奥さま、そうそう居ないわよ。
週末にいただいた優しさ
この週末は、多くの方々に救われて過ごす事が出来ました。
翌週の半ばになっても、今尚、心に響いている。
具現化できない、形容する事の出来ない人の優しさというものは、なんて身体に染み込んで、心に響いて残るのだろう。
感謝の気持ち以外何も浮かばない、まだ夢の中にいるような気持ちも携えてしまう。
すべてを言葉にしなくてもいい、と思っていても、今は感じたことを書き残しておきたい、そんな心持ちです。