一年前の今日は、この本を読んでいたらしい。寝る前に少し読み返した。
何事にも断片的、且つ、一面しか見えないシーンはいつどこにでも存在しうるのだけれど、短絡的な解釈ではなく、多面的に対象と向き合っていく気持ちを忘れないようにしたい、と、読み返していてふと思った。
思考し続けるヒトこそ単純ではないし、大切な事ほど見えにくかったりする時もあるもの。
平面から立体へ視点を広げる
例えば目の前にひとつの対象物があるとする。初見は一面方向で、ごく一部分だけが平面的に見えている状態。
対象に近づいたり、引いたり。対象とコミュニケーションをとっていくと、徐々に"面"が見えてきて段々と平面から立体へとなっていく。見えなかったところが徐々に見えてくる。
初めは一面しか見えてなかったとしても、面を細やかに追うことで、その対象の事を少しずつ理解していける。
平面から立体へと変化をしていく、そんな向き合い方。その対象をより知り得ていくようなアプローチとも言えるのかな。よく形容できない。
そこで余裕を持つと、より"面"を追えるのではないか。
信頼できるひとは人を信頼している
同僚に、あなたを信頼してます、という気持ちで何事にも向き合う人がいる。喜怒哀楽もからりとしていて、清々しい。自然と"面"を追える人なのかもしれない。"面"を追い、個々の様々な形が見えている中でも置かれた環境下で善処を尽くそうとしてくれる姿勢に励まされる。私も信頼に応えたい、と思うようになった。
それはいわば信頼の循環でもあるとも思っていて、それが安心感に繋がるとも感じている。
信頼の循環によって、より強化されていく安心感は、各々をより万能にさせていく気がした。
そんなに簡単ではないことは言わずもがななのかもしれないけれど。