アゼムとヴェーネスのこととか

kaimin
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頭割りで公開したり本に収録した短編を書いてるとき、アゼムがマザコン気味すぎ……と思いながらもそれくらいベッタリである希望を捨てられずにいて、最近書きかけてるものも大体そうになってる。

ヴェーネスとは旅先で出会った、とあったので、田舎から連れてこられて来たんだろうし(古代ではおそらくアーモロートのみが文明として最も進んでると思ってるので)、その経緯を考えたときに、小さい頃ならともかく、青年〜成年時代に連れてこられたんだとしても、それまで住んだ場所からアーモロートに来てまで「旅人になる」立場を選んだアゼムのヴェーネスへの入れ込みようって結構すごかったんじゃないかと思うんですよね。旅をするだけなら委員会に入らずとも、田舎に居ても出来ることだと思うので。(そこでまず一悶着あったらいいよねとも思ってる)

そういうふうに考えたり、エメトセルクのセリフも併せたりすると、必然的に、アゼムはヴェーネスのこと大好きだったんだろうなと思うわけですよ。

そして、ヴェーネスが基本的に信じたのは「未来」と「可能性」ではあるけど、その未来を救うための鍵がアゼムの魂を持った人であったわけで、きっと誰よりも信頼してる人でないとその可能性にかけるのは難しかったんじゃないかと思うんですよね。そもそも、記憶を失った上に元来の力には及ばない弱い存在になる前提も理解してたはずなので。

そう考えると、アゼムがヴェーネスのこと大好きだったのは当然にしても、ヴェーネスもアゼムに対して並々ならぬ感情があったはず……。ヴェーネスの愛はあらゆることに対して平等だけど、でもやっぱりアゼムには思い入れもあったろうしどこか特別視してたろうなと。

私がアゼムとヴェーネスの二人で書こうと思うと、たいていアゼムがお師匠にベッタリしてるので急に言い訳したくなる。こういうことなんです!!

そういえば、ファンフェスに井上さんもいらっしゃると聞いて今からほんとうに楽しみです。デジタルファンフェスのときの高橋さんみたいに演技するうえでの話たくさん聞けたら良いなあ。

@akinonert
いきあたりばったり