(4/20執筆)
1年前の4月20日、初めて観に行きました。
その日は仕事が休みで、特に出かける用事もなかったので何をしようかなと前日まで思ってた。
「そういえばスラムダンクの映画やってるよな。映画の影響でなんか秋田も盛り上がってるらしいし、すごい評判いいみたいだから観に行くかぁ」
この時は映画に関する前情報はなにも知らず、「山王工業の試合らしい」ぐらいのことしか分からなかった。
私は原作もアニメもリアルタイム世代ではない。原作は小学生くらいの頃に一度だけ最後まで借りて読んで、アニメはレンタルしたり一挙放送されたものを何度もみていた。なので原作よりもアニメのほうが記憶にあって、「湘北高校インターハイ出場決定!」あたりまでのイメージが強い。というかそれ以降は詳しく知らなかった。
山王工業の名前を知っていたのは、あの能代工業がモデルで有名だから。バスケ未経験の自分でも田臥勇太が秋田の能代工業出身なのは知っていた。まだNBAで活躍している時にそれを初めて知った時は、詳しくないなりに「秋田にいたんだ…!」と驚いたしすごいと思った。
「山王戦って桜木花道の『ヤマオーはオレが倒す』とか最後のシュートとかハイタッチぐらいしか知らないなぁ」
そんなほぼ何も知らない状態で映画館に行った。にわかもいいところだ、熱心な原作ファンの人に怒られそう。
入口で入場者特典(復刻したタプタプステッカー)がもらえてびっくり。そんなの配っていることさえ知らなかった。
そんな調子で着席し、ほどなくして映画が始まった。
「―――沖縄」
お、沖縄!?何で!!??
え!!??!リョーちん!!!!??というかお兄さんいたの!!?!!!妹も!!!?
人の動きがめちゃくちゃリアルなんだが!?!!!!?リアルなのに漫画みたいなタッチですごいな!??!!
開始数分でほんとにこんな感じで、OPが始まった時なんて「めちゃくちゃカッコいい!!!!!!なんだこれは!!!!!」って興奮が止まりませんでした。
試合開始して、CGでありながら漫画の雰囲気そのまま動いているかのような映像と、CGだからこそリアルな人の動きに感動しっぱなし。走り方動き方が運動してる人のそれ。違和感がない。すごい、何だこの映画。
映画終わって、面白さを噛み締めて反芻して、帰る前に車の中でバーッと感想書いたりして。既に映画を観ていた友達に色々教えてもらったりして。
原作の山王戦が読みたい!となり、友達にオススメしてもらった完全版を買い始めた。映画を初見してから2週間くらいでこの様子。急転直下でハマっていて今自分で見返してもすごい…。そしてこの次の週には沢北のあの神社に行ったりしている。勢いがほんとにすごい。
この時点でもう「沢北好きだな…」って感じだったな。そのへんの話は気が向いたら書きたい。
そんな感じで転がるようにハマり、熱中し、いつの間にやら1年が経っていた。
元々面白くて好きだったスラムダンクという作品が、この映画でもっと好きになったし自分の中で特別な位置のものになったなぁ。