沢北のどういうところが好きなのか、改めて考えてつらつらと書いてみた。
キャラ観とか解釈って人それぞれだと思うので、これを読んでる人のものと違ってても「あなたはそういう感じなのね」ってスルーしてやってください。十人十色、千差万別、みんな違ってみんないい!

「バスケに対してめちゃくちゃまっすぐで真摯だ」
映画を初見した後の沢北の印象はこれだった。
文字通り日本一バスケが強い学校に入って、二年生ながらスタメンを勝ち取って、スーパーエースと呼ばれるだけの実力を持っていて。それでも、あの神社で「オレに必要な経験をください」と祈る。試合後にその時のことを思い出して人目もはばからず涙を流し。そして、アメリカという新しい環境でまだまだ進み続けている。
その姿勢とバスケへの向き合い方がすごいと思った。
沢北栄治という存在をしっかり認識したのが映画だったので、上に挙げた印象的なシーンが原作にはないものだと知った時は驚いたなぁ。

↑1回目観た後、友達に教えてもらって初めて知る

↑2回目観た後。もうこの時点でだいぶ好きになってるな…
初見と2回目の間の期間でじわじわと「沢北いいキャラだな、好きだな」って気持ちが強くなり、2回目でそれをかなり自覚して、映画では省略されていた沢北の幼少期や中学での出来事、アメリカ遠征などの話を知ってもっと好きになった。
中学生沢北が先輩に殴られて「退屈なんだよてめーらなんか」って言うとこ。あれって先輩たちとの実力の差に対しての言葉でもあるけど、バスケに関係することならバスケで勝負したりぶつかってくればいいのにそうではない方法で対抗してくることに対しての「退屈」なのかなって思ったり。テツさんとの1on1で何度負けたって「なぜ負けたのか」を考えて挑み続けるのが当たり前だった沢北にとって、勝てないこと敵わないこと気に食わないことを力任せにねじ伏せ、「なぜなのか」「どうするか」と考えることを放棄している相手なんて張り合いがないよなと。そういう環境だったにも関わらずバスケから離れずにいたのはすごいし、強い。
心底バスケが好きで、なにがあってもバスケから離れないんだろうな。どんなに上手くなってもずっと挑戦し続けて、もっと上手くなろうと努力するんだろうな。そうやってこの先もずっとバスケと一緒に歩んでいくんだろうな。
そんなふうに思わせてくれる沢北がとても好きだし、応援したくなる。
沢北栄治というキャラクターが好きなのと同時に、沢北栄治というバスケットボール選手が好き。どこまでも走り続けていくであろうその背中を見守りたいし、できるなら押してやりたい。
真面目に書きすぎ?いやいや本音なので……
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ヘナチョコシュートに「マグレだ!」と言ってくる桜木に対して笑うこともからかうこともなく「お前のブロックは相当に高いからな」とむしろ相手のすごさを素直に認めて返してるところとか、「いかせん」「ほう…」のとこの「ほう…」の言い方とか、シュート打った後の右腕上げたまんまの姿とか、初見した時見間違いかと思った『パスしろよ』的な顎クイが2回目で見間違いじゃなかったと確信して「強気すぎるだろ…!!!!」ってなったりとか、発言や目線や表情から窺い知れる自信の表れとか、とか、とか……。
随所で「沢北いいな、好きだな」と思い知らされている。
でも自分の根底にある一番好きな沢北は「前を向いて上を目指して、楽しそうに全力でバスケしてる沢北」です。「好きだ」と「応援したい」の気持ちを両方抱えている。これは今後もブレないだろうなぁ。

普段イメソンを考えることがないけど、自分の好きな曲ですごい沢北っぽさを感じるものが2曲ある。どちらも公式チャンネルからの動画なのでご安心を(?)
上空の星めがけて全力で走ってほしいし、逆境や壁をものともせずにイメージの先へと突っ走っててくれ…。
先週くらいからちょこちょこと書いて直して…みたいなことやってたら、復活上映と配信決定のお知らせがきてニコニコです。楽しみだ