次女は朝が弱い。
声をかけてユサユサ起こしても覚醒しないし、やっとヨロヨロ起きてきた時に支度を急かしても、逆に癇癪を起こしてベッドに逆戻りする程度に幼い。なので、最低限の声がけ以外は、ただ見守ることにしている。
今日も出かける時間の5分前にようやくリビングに降りてきて、私が淹れたココアをゆっくり飲む。用意していた着替えが気に入らず、半ばキレながら洗濯かごを漁ってモソモソと着替える。
私は登校班のリーダーに、今日も遅刻するから先に行ってほしい旨を連絡。いつものこと、と理解されていると思う。
支度が出来ると次女は、私を促して家を出る。登校班でグループ登校しない場合は、保護者が学校まで付き添うルール。私も仕事の支度があるのですこぶる面倒くさいが、もう慣れた。この時間には極力予定を入れないことにしている。
保護者同伴なら、通学路から外れて近道してもOKらしい。そのせいか、次女はこの登校スタイルを悪くないと思っている様子。大通りではなくマンションの裏道を、夏は日陰を探して、今の季節は日なたを選んで歩く。
特に話もせず、ずんずん歩く次女。学校に着くと、機嫌が良い時は少し手を振って校門の向こう側へ。今日は何も無くスッと行ってしまった。
それでもまあ、いいや。そう思える程度に、私も親として適当になっているのは悪くない。