時折「その服素敵ね、どこで買ったの?」という会話になるのだが、回答は高確率で「通販です」になる。コロナ禍以降、店舗で買い物するよりもオンラインでの買い物が増えた。
実店舗であれば試着ができるが、通販では試着ができない。返品するにも送料がかかる。ある意味、通販での買い物は命がけだ。失敗したくない、そんな思いからサイズ表や先駆者の口コミ・素材から伸縮性を判断し購入を確定する。一種のガチャである。
ある程度通販に慣れたり、特定のブランドで購入することが増えるとなんとなくこれサイズ感がわかってくるものだ。とはいえ、新しいブランドに挑戦するときはそうもいかない。
いつも買わない通販サイトで買った服で最近一番失敗したなと感じたの、キャンディースリーブにキーネックの白いトップスだ。サイズ感はやや大きめ。それを着てワイドパンツをはくと、あら不思議中世のおとぎ話に出てくる木こりのようではないか。それも、多分ヒゲモジャの黒髪のおっさんだ。
迫る師走。最近、買った木こりの服をどうするか迷っている。まだ新しく捨てるのは惜しい。しかし、着ると脳裏の木こりがよぎる。年末までに資源ごみに出すかが最近の悩みになっている。