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汝、星の如く

alesion30
·
公開:2026/7/8

小説なんて読んだのいつぶりだろう。最近はビジネス書や自己啓発本ばかり読んではいたが、小説はこれまでまともに読んだことがない。でも友人が猛烈に勧めてくれたので、読んでみることにしたが、すごく物語に引き込まれていって、ついつい夜更かししてまで読み切ってしまった。

この小説は、瀬戸内の島で出会った男女が、周囲の環境や恋愛に翻弄されながらも、15年にわたって惹かれ合い、すれ違い、そして自立していく姿を描いた恋愛物語である。甘酸っぱい感じではなく、不倫だったり、未成年に手を出したり、同性愛だったり、主要人物全員が普通ではないバックグラウンドを抱え、主人公たちは葛藤を抱えながら生き方について模索している様子が綴られている。

すごく変な見方をしている自覚はあるが、自分も高校卒業までの18年間を瀬戸内の島で育ったというバックグラウンドがあるので、娯楽のない島で少しでも話題性のあることが起きると、島中に噂が広がってしまうことに対する不快感はめっちゃわかるとなってしまった。中学2年の時に一つ下の後輩に告白された時にどっちづかずの微妙な反応をしてしまって泣かしてしまった辛い過去があるが、その日のうちに噂話として広がってしまい、帰宅したら何故か親も知ってるし、通っていた隣町の剣道教室にも噂が広がっていた時に、こんなところ早く出てしまいたいと強く思っていた。なので、島から早く出たい主人公たちに感情移入してしまった。

あと、あまり小説や映画を見ないタイプなので、安直な感想になってしまうが、二人の主人公のそれぞれの物語が入り混じったり、すれ違ったりする話の展開が"国宝"に似たものを感じた。映画化もされるらしいので、見に行きたい。