3Dプリントの要素として「サポート」がある。
基本的に3Dプリンターは下から一層づつ柔らかい状態(多くは溶けた状態)の素材を積み重ねていくことで立体物を作る仕組みになっていて、これはセメントで家を作るような巨大なものでも基本的には同じだ。そうすると問題になってくるのが、地面に設置していない飛び出したパーツ部分の印刷。
これを解決するのがサポート。たとえばこういうの。

印刷直後のこの状態だと何がなんだかわからないが、サポート材を外すとこのとおり。

右側を地、左側を天とすると、左下で突き出したパーツの1層目は「空中にプリント」することになってしまい、印刷できない。
じゃあキューブ模様の横線は?と思うんだけど、これは始点・終点ともに地面に設置しているので大抵は問題ない。もちろん長さや角度次第で上手く行かないこともある。たとえば昨日つくったこのサンダル。

前ストラップ(赤)も後ストラップ(青)もどっちも始点・終点ともに接地してるし問題なくない?と思いきや、前は中空部分があるからダメ!とエラーが出た。加減がわかんないよお。プリント時点で警告が出るだけありがたいけど。
そして1回目の印刷はサポート外しに見事失敗。前ソールとストラップ部分のすき間が狭すぎて、サポートを外そうとしてストラップごと折れた。こんなときはこの「ビルドプレートのみ」の設定をいれてサポート生成するのがよさそう。うーんまだまだわからんこと多いな。一番はサポートがなくても生成できるデータを作ることだというのはわかる。

で、結果。サイズ比較用のメンソレータムつき。

まあまあ、いいんじゃないですか?
と、あっさり書いたけど、何度も途中で止めたしヤバい失敗作も出ている。今回はサイズが小さすぎるのもよくないのかも?こんな時はまず拡大して印刷してみたほうがいいのかしら。いや、そもそものモデルの問題かなあ。精進あるのみ。