罹患中。初めて。
でも今は体調が回復してきたところ。まだ万全ではないが。
悪寒がした夜から二日間廃人と化していた。
ひどい頭痛と倦怠感でベッドで寝たきり。退屈凌ぎにスマホを見ても頭痛がひどくなるだけなので、死んだ目で虚空を見つめるだけになっていた時間も多い。
そんな中、トイレに行こうと隔離された部屋から出ると、保育園を休み、おじいちゃんおばあちゃん(お義父さんお義母さん)に面倒を見ていただいている子ども(2歳)と対面することになるのだが、隔離されてあまり姿を見かけない父親が姿を現したからか普段よりも甘えてくる。
「おとうちゃん、だっこ!」と足元で甘えたり、「ぎゅーっ」とハグしてきたりする子どもを見て、このとき体中を支配していた『ツラい』を『かわいすぎる』が上回った。
世界一かわいいよ(今までもそう思ってたけどあらためて)。
子どもに関してもう一つ書くと、コロナに罹患して子どもへの接し方が少し変わった。というか変えようと思っている。
コロナの症状でしんどい時でも、どうしても子どもの面倒を見なければいけないタイミングがあった。もちろんいつも通り見られないから適当にせざるを得ない。けど、いざ適当に見てると心に余裕が生まれてとても楽だった。治ったあとも適当にやってこうと思った。
子どもの面倒を見るのは結構大変なのだ。
奴はすぐ危ないことするし、すぐ散らかし汚すし、すぐに泣くし、すぐに怒るし、すぐお菓子たべたいとか言うし、全然いうことを聞かない。
まともに向き合っていたらこちらが潰れてしまう。そうはわかっていつつも、もし怪我したら、とか、もしこのまま育ってマナーの悪い子に育ったらどうしようとか、そのまま放っとくのはなかなかに勇気がいる。少なくとも自分は不安の方が勝ってしまい、ガミガミ注意したり、要望を拒否したり、ストレスが溜まってしまっていた。
でも、口うるさく言うより本人にある程度任せた方が結果的に良い。それにこちらも楽だ。
わかってはいたけど、なかなか出来ずにいた。いつも口うるさく言うのは自分の方だったので、妻はうまく出来ていたのかもしれない。それがコロナに罹って適当にせざるを得なくなることで、ようやく実感を伴った。
そんなこんなで、子どもへの接し方に結構大きな変化を与えてくれたという意味ではコロナになって良かった…のかもしれない。
あとはこのスタイルを継続できるか…。