⚠️ネタバレあります⚠️
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SEECさんのゲームってことで、特に誰ソ彼ホテルが好きな私には期待感100%でのぞんだ作品。期待通りの作品だった!SEECさんらしい繊細であたたかなストーリー。イラストも綺麗で本当にやっててうまく心にハマった。
12のエンドを全て見て自分が特に好きなのはエンド3「サヨナラ」。真実が何も分からない状態でのエンディングだけど、帰りのバスで真依ちゃんとお父さんが心開いて話すとこが好き。
12のうちエンディング曲が流れたのが3つ。その中だったらエンド9「四ツ目神(真)」が好き。父親が本当の父親じゃないと知りながら、今まで育ててくれた父親を父親と呼んで父娘として過ごす。そんなエンディング。
ストーリー全般としては哀しくてそれでも心があたたまる。そんな感じだった。全ての真相を知った時、いろいろな感情が湧いてきた。なんとも表現出来ない感情。
大人の思想で殺される子ども、場合によってはその親。なんでこんなことになるんだろうって思った。四津村の風習、これは必要なことなの?意味ない風習。風習は時に必要なこともあるかもしれない。でも誰も幸せになれない風習なんていらないと思う。真依ちゃんと悠真くんみたいな被害者を出さないためにも。ふたりの親である真由子さんと総一さんみたいな被害者を出さないためにも。
イミゴの正体が真依ちゃんの双子のきょうだいだとわかった時、本当に辛かった。でもお別れ前に悠真くんが「じゃあな。”悠真”の分まで幸せになれよ、真依」って言った時、悠真くんは本当の意味で真依ちゃんの幸せを願ってるんだなって涙がとまらなかった。
本編をクリアしてからの特別編がさらに良くて…。本編とこの特別編かあることでストーリーがさらにいいものになってるなと思った。
特別編は悠真くんが生きてた場合の視点。でも単なる主人公が変わるだけでなく、本編のお互いの思いを継いでるところがなんとも…。
この特別編で悠真くんと真依ちゃんの絆がすごくて。ハンパなくて。特別編をクリアした時には涙がとまらなかった。
本当に素敵なゲームだった。
素敵なゲームをありがとうございます、SEECさん