仕事終わりに本屋のイベントに向かう。「死ぬまで生きるための日記」著者の土門蘭さんが、参加者から事前に集めた生きのびるための言葉をラジオパーソナリティのように読み上げた。集められた言葉は冊子になっていて、活字になると言葉は力を増すと感じた。
印象深い言葉と、その言葉を選んだ理由が語られ、土門さんがまるではなむけの言葉のように感想を添える。人の悩みはほぼ全て他人との関わりが発端、とは坂口恭平さんの言葉らしいけれど、本当にそうだと思う。
イベントには知り合いが来ていて、知り合いの知り合いたちを紹介してくれた。近いうちにお茶しましょうと話して駅へと急いだ。
駅で仕事帰りの友達を待たせてしまっていた。参加していたイベントの話をして、もらったばかりの冊子を見せると、興味深いと言い、しっかり読みたいからと写真に撮っていた。新鮮なうちに共有できてうれしかった。
気持ちがこんなに落ち着き、穏やかなのはいつ以来だろう。楽しい。深夜までポテトチップスを食べながら、好きなラジオを聴いた。