3月17日のこと

alpaca
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朝から髪を切りに行く。しばらくはこのまま伸ばしていこうと思いますと美容師さんに伝えた。

午後、特急に乗って久留米絣のイベントに向かう。仕事で久留米絣に関して調べていた私に、知人が、知り合いの織元や関係者を紹介してくれるという。

到着してまもなく久留米絣のファッションショーが始まる。観客の視線は、久留米絣の模様に集まっていたような気がした。複雑なものや、大胆な絵柄が印象に残った。

それから絣の行程を示したパネル前で、知人が身ぶり手ぶりで、補足説明してくれた。模様が少しよれてしまったものを指さしながら、海外の人にとっては、こういうアクシデントを尊いと感じるらしいと言っていた。

建物の2階にある常設展示会場では、知人がお世話になったという人を紹介してもらった。私は久留米絣の名刺入れを持っていたので話のきっかけに見せながら「久留米絣をご存知の方は、模様を見たらどなたの作品かすぐにわかると聞きました」と話すと、その人はすぐに「松枝さんのだ」と言い「松枝さんいます、紹介しますよ」と松枝さんを呼んできた。私は松枝さんに一礼してから名刺入れを差し出す。すると「野分という名前の模様です」とおっしゃったので、「愛用してます」と答えた。それから、息子さんを紹介いただいた。息子さんは、最近ホームページを作ったので見てほしいと、私の小さなスマホの画面で検索を始め、サイトを見ながら作業場の説明をしてくださった。さらに記念に写真撮影しましょうと言われ、急な展開にあまりついていけてない私だったが、なんとか笑顔で写ったはず。知人は、松枝さんに会えたことに感動していた。

会場を後にして、本屋に向かい、閉店時間まで過ごした。

@alpaca_alpaca
穏やかに過ごしていきたい