朝から頭が重たく涙が勝手に流れてくるので、仕事は休みにした。心ない言葉がまさか自分に向けられていたとは知らなかったけど、その時のその人の感情を想像すると、早く消えてしまいたい気持ちになる。
以前ご一緒したアーティストが「当たるのよ」と言っていた占い師兼パフォーマーが毎日掲載している今日の占い、蠍座は「疲れていると対人がしんどくなります。ひとりで過ごす時間、空間を確保しましょう。」と書いてあった。仕事をさぼったことを正当化されたようにも感じた。
涙が勝手に流れてくるのはさすがに困り、午後から無理にでも街に出かけた。街はいい。雑踏は落ち着く。何よりこの街が好きなのだ。時代とともに節操なく変わりゆくこの街がそれでも好きだ。
映画館で「落下の解剖学」を観た。鑑賞後、レビューを読んでいたら「不確かな真実性」「見えない、ではなく、見えにくい」などと書かれてあり、鑑賞した余韻を見事に表現していると思った。
スーパーで売られていた花を買って帰宅した。夜、友達と電話することにしていて、お灸をしながら待つ、今。いつも本当にありがとう、楽しみにしている。