前回の記事から約1ヶ月が経ったので、近況報告として最近考えたことを書こうと思う。
だいぶ元気にはなっているよ
一言で表すと「だいぶ元気にはなっているよ」という感じだろうか。休職始めの頃にあった各方面への罪悪感や申し訳なさはほぼ消え失せ、比較的穏やかな日々を過ごしている。
実は休職前(なんなら10代の頃?)から寝つきの悪さに悩まされていたが、処方された睡眠薬のおかげですっかり良くなってしまった。体調が良くなってきたな〜と実感してきたのは、きちんと眠れるようになってからだろうか。医療ってすごい。そして、睡眠って超大事。人並みな感想だけど。
とは言え、心の体調に関してはまだ少し波があるような気がする。数日〜1週間くらいのペースで「もう元気!何でも出来る!今の私は最強!」と「何もしたくない無理もう寝る(@一日中ベッドの上)」の繰り返し。前者のときはカメラを持っての外出や読書が出来るけど、後者の場合はスマホとゲーム(特にあつ森と乙女ゲー)無しでは人生に対するモチベを失いかねない状態。娯楽の多い現代で本当に良かった。
でも平均では心身の調子は良くなっているため、ぼちぼち今後のことを考えていかないとな〜…という義務に駆られている。この前、上司から近況報告の電話をしたついでに「復職後どうしたい?」的なこと聞かれたし(休職中に復帰後のこと想像したくねーよって思ったけど…復帰後の配置を考えてもらう以上仕方ないですもんね)。
なるべくしてなった「クォーターライフ・クライシス」
休職前から、「クォーターライフ・クライシス」という言葉を耳にしたことがあった。「20代後半から30代にかけて訪れる、漠然とした不安や焦りを抱える時期」を指すらしいが、今の私はまさにその状況ドンピシャなのである。今後への焦りがあまりにも大きすぎた。同期の出世とか、自身の能力や経験に見合わない仕事量や異動とか、あと自分の結婚も。
26歳の年に様々なプレッシャーが重なり、元から何かと考え込む性格だった私がこのように休職してしまうのは、正直「なるべくしてなった」としか思えない(上のリンクにあるレポートでも「うつ病」などのワードが出現したらしいし)。
この休職期間に何人かの同期と話をしたが、程度に差はあれ、みんな色々と不安なんだなぁ、と実感した。と同時に、ほぼ同じスタートラインに立っていたはずの人たちが、違う道に行きつつあるような気がしている。現に、早くして出世した同期の1人がもうすぐ退職するし、私も傍から見れば、「既に結婚した同期」として周りに少なからずプレッシャーを与えているような気がしなくもない。
こういった不安や焦りへの対処法として「他人と比較しない」とよく言われているが、そのような一般論に対して、これまでは「それが出来たら苦労しないよね」と思っていた。しかし今となっては、「もうどうにでもなってしまえ(多分どうにかなるから)」という境地に達しつつある。今まで必死に人生のレールに食らいついていたが、意図せず「休職」という脱線をしてしまったのが大きいのかもしれない。そういう意味では、休職という選択肢は悪くなかったのかな、と思う。
休職期間は折り返し地点を過ぎたが、残りの時間でじっくり今後のことを考えてみたい。