プログラミングに使うエディタについて

amadare
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昔から道具には拘っていて、納得がいくまで新しいものを探し続けることに多くの時間を費やしてきた。

中学生まではノート、シャープペンシル、消しゴム。

高校生になると参考書、問題集。解くことよりよりよい参考書と出会うために本屋を巡っていた気もする。

大学生になるとPC、参考書(またかよ)、スマートフォン。この時期にSharpが出してたNetWalkerを買って、卒論そっちのけで改造しまっくていた。Vaio Type-Pも同時期に発売されていたが、そっちは高くて手が出せなかった。

ここまででファッションに目覚めなかったのは不幸中の幸い。お金がいくらあっても足りなくなる。

就職してからは技術書なんかの書籍を探すこととPCのキーボードを探すことが多くなった。キーボードは最初は3,000~5,000円程度の安いキーボードを使っていたが、本格的にプログラムを書くようになってからHHKB Professionalを手に入れた。静音モデルではなく通常モデル。やっぱりタイピング音がするほうが気持ちがノッてくる。

同じようにして、いつの頃からかテキストエディタにも拘るようになってきた。

最初はWordを極めようとしたが、Atomエディタを触ってみてからプレーンテキストの可能性に面白みが湧いてきて、次に触りだしたEmacsでは自分の中の世界が出来上がってしまった。ちなみにViやVSCodeは違った。

Emacsが好きになったのは、その制御の大半をLispが使われているということを知ってから。難しことに挑戦したくなる質で、Lispの難解さはとても自分にマッチした。

Emacsがあれば仕事はすべてできる。プログラムは書けるし実行できる。特にOrg-Modeは素晴らしく、カレンダー・プロジェクト管理・資料やレポート、スライドの作成が全部できる。論文も書けそう。

エディター利用割合がEmacsは全体の5%以下という記事を何かで読んだ事があり、そのためか、これまでEmacsを使っている仲間に出会ったことは無い。

Emacsを使い始めてからWindowsに別れを告げた。

個人のPCはLinux(メイン)とChromebook(持ち出し用・サブ)であり、どちらの端末でもEmacsを使っている。たまにMicrosoft Office ExcelでVBAを書く必要があるが、本当にそれぐらいで、あとはLinux系OSで生きている。人からは白い目で見られるが、個人的には気に入った環境となっている。今後も変わることは無いだろう。

@amadare
IT好きだけど、芸術や創作活動も大好き。本職は技術研究職だけど、ものづくりが好きなんだと最近思います。