長いSFを読み終えた勢いで話題作を2冊読む。1日に2冊も本を読み切るなんて久しくなかったことだけれどaudibleだからできた。それがたとえ個人的な体験だとしても「我」みたいなものから滲み出している話だと興味が持てるんだな、というようなことを考えた。
日曜にも火曜にもマルシェに行けなかったので食材が尽き、仕方なくスーパーで肉と野菜を少し買う。珍しいお菓子が並んでいたのでいくつか買ってみる。レジのところに並んでいる植物を見るたびに、そろそろなにか鉢植えを買ってもいいんじゃないかなと思う。お菓子は自己判断で気軽に買えるのにかたちの残るもの、例えば服とか植物とか家具とか布類とか、そういうものは「買っていいよ」という許可をもらわないといけないような気がして迷ってしまう。自立のようなことと関係があるのかとも思うけれど、一人暮らしをしていた頃から同じなのでどういうことなのか。不思議だ。別に今まで抑圧を受けたことがある(お小遣いを極端に制限されていたとか)わけでもないし、極度な貧乏だったわけでもない(幼い頃うちは貧乏だと思いこんでいたが)。ふしぎだ。
ずっと豆腐のパックの中で育てていた植物を鉢に移した。パックの中で根がぎゅうぎゅうになっているにもかかわらずつやつやの葉をどんどん出してくるので鉢に移したらどんなことになってしまうのかどきどきする。西陽の眩しい季節なので西側の窓際に置いた。