17. 年明けて

アマヤドリ
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左官ごてを洗っていたらいつのまにか年が明けていた。元旦も朝から左官材を練り、壁に電線を埋め、こてを洗い、また練って、壁を削り、道具を洗い、そして夕飯を食べたところ。友達の家の工事を手伝っているのだ。

肉体労働をするのは久しぶりなので(ダンスや指圧も肉体労働ではあるのだろうけどそういう気がしない、つまりいつもは使わない肉体の箇所を労働させてるという認識か)初めは疲れたけれど2、3日もすると慣れてきた。もう電気工事のアシスタントはばっちりできる(アシスタントかい)(だって配線を考えるのは難しそう…)(設置のみばっちり!)。

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細かい事象を読み取れるのは、細かい網目を持っている人だけなんだなあということを考えていた。詳細に気づかないひとはその詳細ゆえに起こった出来事すら見逃す。だから永遠にそれを拾うことがない。

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地震のニュース、まだ伝わっていない被害もあるかもしれない。ひどいことになっていませんように、なりませんように。