クリスマスの朝から長くて複雑で真剣なはなしをした。自分が踊ることのなかでなにを一番つよく願っているのか、ことばを初めて認識した記憶の日から手つかずにしようと決めている部分のこと、自分の苦手だと思っていることと本質との距離、狂気の淵への道のり、身体という一番近くて遠い自然/有機物を介して手をのばせる場所、つくり手と演者との違い、その他もろもろ。
こういう会話は記録しておけたらいいのにと思う。とてもじゃないけど文字には起こせない。もっと立体的な時間だから。言葉は手がかりでしかない。その先に感じている世界に共通点があるから、ある気がしているから、漂い出してみる。
いつかこういうことを、あやしいかんじでもなく、近づき難いかんじでもなく言えたらいいのにな。踊りでできることはその一部は担えるかもしれないけれど、やっぱり言葉を使い、言葉に慣れているわたしたちと共有したいのだから。
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ざばあっと水面に顔を出したら、TとMから音声メッセージが入っていることに気づいた。クリスマスの歌とギター。家族だと思ってくれている。