私は彼の女友達に嫉妬をした。
なぜなら彼が、「これまでの恋人は友人から恋人に転換してきた」と言っていたから。しかも恋人関係になってきたのはすべて、彼が友人として扱ってきた女性からのアプローチがきっかけ。私の不可抗力の部分で関係性がするする進んでいることが嫌だった。友人を飛び越えてほぼ一目惚れに近い形で恋人関係に進んだのは初めてらしく、なおのこと私はその彼の友人関係がずっと疑問だった。
彼は私の男友達を嫌がっていた。
私はそもそもの交友関係が狭く深く、人間関係性ピラミッドの圧倒的頂点に"恋人"を置く彼からしたら、私の友人への扱いは恋人と同等に等しく物足りなかったのかもしれない。
彼は私の愛情に満足していた。
私が彼を大事に扱い、大切に思っていること、それゆえにしたい行動を伝え、そして彼からの思いを受け止め、私は愛情を伝えることに全力を注いだ。彼はとても満足し、私のことを自分にとって特別な存在だと確信していた。「いつもたくさんの愛情を与えてくれて嬉しい。幸せ。」といつも伝えてくれた。私も彼もお互いにとても大切な存在に思っていた。だからか、彼が私の男友達に何か不満げな態度を取ることが一切なくなった。
私は、彼を信頼できなかった。
私がたくさんの愛情を伝え、彼が満足してくれたところで、彼は私の不安を払拭するような行動や表現はしなかった。私は幾度となく不安や不満を勇気を持って工夫し伝えてみたけど、彼は彼自信の意思を尊重した。それが私は寂しく、悲しかった。信頼関係は構築できなかった。
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『理解して欲しくて伝えたことが、ちゃんと伝わっている!』
これは「私の言語化力が弱く、気持ちを伝えきれていないから、彼は私の寂しい気持ちに向き合ってくれていないんだ」とずっと自信がなかった自分に、大きな自信を与えた。
ただ、彼は私に信頼してもらうための努力をしなかった。してくれなかった。
片方の人間だけが頑張っても、信頼関係は出来上がらないんだな、と今回初めて実感した。それが如実に出るのが恋愛だと思う。お互いが相手に信頼・信用してもらうには、「相手に信頼してもらいたい」という強い願いと希望を込めたそれなりの努力が必要なんだとも思う。
でも、相手が信頼してくれるには、まず初めに私から愛情のgiverになるのが信頼関係構築の近道かも。あきらめず、与えにいくしかないのか、、、